ユーロ/米ドル 下落基調へトレンド転換か?それとも調整段階か?

キーハイライト

  • ユーロ/米ドルは、1.1960近辺で短期高値形成後、下落基調へ
  • ユーロ/米ドルは、4時間足チャートに形成された、重要な上昇トレンドラインを1.1840で下抜け、トレンド転換のシグナルか?
  • 2017年11月期の中国・消費者物価指数が発表、結果は市場予測1.8%に対し1.7%の上昇
  • 2017年11月期の中国・生産者物価指数が発表、結果は市場予測5.9%を下回ったものの5.8%の上昇

ユーロ/米ドル テクニカル分析

11月終盤のユーロ/米ドルは、1.1950-1.2000超えに失敗しました。その後同ペアは、下落基調に入り、1.1900や1.1840といった重要なサポートを下抜けする展開となりました。

ユーロ/米ドル テクニカル分析

しかし、この直近の下落局面でのブレイクは、トレンド転換と考えてよいのでしょうか?現在の値動きは高値1.1960の更新からの調整とも見受けられますが、ユーロ/米ドルは下値1.1554上値1.1961の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント38.2%ラインを下抜けしています。

続いて同ペアは、1.1800と100日単純移動平均線(赤、4時間足)も下抜けしています。しかし、1.1720-1.1740に主要サポートエリアが形成されています。また同エリアは、下値1.1554上値1.1961の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント61.8%ライン近辺にあります。

1.1700のサポートが重要なレベルとなり、同レベルを下抜けすることは容易ではなさそうです。したがって、同ペアが1.1700のサポートより上で推移する限り、現在の下落基調は調整段階の動きであると考えられます。

1.1700を下抜けした場合、ユーロ/米ドルは更に下落幅を広げ、ほぼ確実に中期的な下降トレンドを形成する展開となるでしょう。

反対に上昇に転じた場合、ブレイクした1.1840のサポートと100日単純移動平均線(赤、4時間足)がレジスタンスエリアとなりそうです。ユーロ/米ドルが同レジスタンスを上抜けすれば、再び上昇トレンドに入り1.1900台を突破することが予想されます。

中国・消費者物価指数

11月期の中国・消費者物価指数の結果が、市場予測1.8%に対し1.7%(前年同期比)の上昇にとどまり、また前回値1.9%を下回ったことから、今週はあまり好調なスタートとはなりませんでした。

また前月比では、0%の横ばいとなっています。 一方、2017年11月期の中国・生産者物価指数については、5.8%の上昇となり、予測値5.9%増を下回る結果となりました。

本日、経済指標カレンダーで予定されている内容はさほど重要ではないため、市場の動きは限定的となり、十中八九、現在の市場心理に従った値動きとなりそうです。先週発表された、米・非農業部門雇用者数変化(NFP)(予測値20.0万人に対し22.8万人)の好調な結果を受けて、米ドル/円は114.00に向けて上昇が加速する展開となりました。したがって、目先の米ドル相場は、引き続き上昇基調となることが予想されます。



Aayush Jindal

Aayush is a Senior Forex, Cryptocurrencies and Financial Market Strategist with a background in IT and financial markets. He specialises in market strategies and technical analysis, and has spent over a decade as a financial markets contributor and observer. He possesses strong technical analytical skills and is well known for his entertaining and informative analysis of the currency, commodities, Bitcoin and Ethereum markets.

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