ユーロ/米ドル 存続する続落のリスク

キーハイライト

  • 先週ユーロ/米ドルは、1.2370超えに苦戦し下降に転じる
  • ユーロ/米ドル 4時間足チャートに、1.2375をレジスタンスとする重要な下降トレンドラインが形成
  • 2018年2月期の米・鉱工業生産が発表、市場予測0.3%増に対し結果は1.1%増
  • 本日、2018年1月期のユーロ圏・貿易収支が発表予定、市場予測は236億ユーロの黒字

ユーロ/米ドル テクニカル分析

先週、ユーロ/米ドルは1.2370のレジスタンスを超えることができず、下落に転じました。同ペアは、現在1.2350のはるか下で推移しており、下落のリスクが存続しています。

先週、ユーロ/米ドルは、安値1.2285から堅調に推移しました。しかしながら、同ペアは1.2380-90レベルの上抜けに失敗し、値を下げる展開となりました。同ペアはその後、下値1.2154 上値1.2446の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント38.2%ラインを下抜けしています。

ユーロ/米ドル テクニカル分析

同ペアは、現在1.2350と200日単純移動平均線(緑、4時間足)のはるか下で推移しています。下落局面において、同ペアは下落を回避するために、1.2260のサポートより上での推移を維持することが必須になるでしょう。

終値で1.2260と続く1.2250のサポートを割り込んだ場合、ユーロ/米ドルは1.2200レベルに向けてさらに下落幅を広げる展開が予想されます。反対に上昇局面において、同ペアが上昇のモメンタムをつけるためには、1.2375をレジスタンスとする重要な下降トレンドラインのブレイクが必要となりそうです。

先週、アメリカ連邦準備制度理事会より、2018年2月期の米・鉱工業生産が発表されました。市場では、前月比0.3%増と予測されていました。

結果は予測値を上回る1.1%の増加となり、前月値の0.3%減も大幅に上回る結果となっています。同レポート内では、以下の内容が報告されています。:

2月期の生産指数は、製造業が1.2%上昇し、10月以来のプラスの結果となりました。鉱業は、主に石油・ガス掘削が好調であったことから、4.3%の上昇となりました。

概して、市場心理は米ドル買いに傾いていることから、ユーロ/米ドルは、目先で1.2260のサポートをブレイクする展開が予想されます。

本日の注目すべき指標発表

  • 2018年1月期 ユーロ圏・貿易収支:市場予測236億ユーロ、前回値238億ユーロ
  • 2018年1月期 ユーロ圏・建設支出(前年同月比):市場予測+1.3%、前回値+0.5%
  • 2018年1月期 ユーロ圏・建設支出(前月比):市場予測+0.6%、前回値+0.1%


Aayush Jindal

Aayush is a Senior Forex, Cryptocurrencies and Financial Market Strategist with a background in IT and financial markets. He specialises in market strategies and technical analysis, and has spent over a decade as a financial markets contributor and observer. He possesses strong technical analytical skills and is well known for his entertaining and informative analysis of the currency, commodities, Bitcoin and Ethereum markets.

Aayush- 過去の記事