原油/米ドル FOMC後に重要なレジスタンスをブレイクできるか

キーハイライト

  • 原油/米ドルは、下落後58.00ドル近辺でサポートされ、回復基調に
  • 原油/米ドル 4時間足チャートの63.00ドル近辺に、極めて重要なレジスタンスエリアが形成
  • 65.00-66.00ドルへの上昇には、63.00ドルのレジスタンスブレイクが必須
  • 2018年2月期の米・製造業購買担当者指数(PMI)(速報値)が発表、55.5から55.9への上昇に

原油/米ドル テクニカル分析

2月、原油/米ドルは大幅な下落相場で始まっています。同ペアはその後、58.00ドル近辺でサポートされ、新たな上昇相場に入りました。

原油/米ドル テクニカル分析

原油/米ドル 4時間足チャートからは、レジスタンスである59.20ドル、続く60.00ドルまで値を戻していることがわかります。さらに同ペアは、上値66.30 下値58.08の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント50%ラインも超えています。

しかしながら、原油/米ドルは、63.00ドル近辺でのブレイクに苦戦する展開となっています。63.00近辺には、200日単純移動平均線(緑、4時間足)が形成されています。同チャートの下降トレンドラインがある62.40ドルが、直近のレジスタンスになりそうです。

このレジスタンスには、100日単純移動平均線(赤、4時間足)も形成されていることから、買い手にとって、62.40-63.00のレジスタンスエリアのブレイクは容易ではなさそうです。

下降局面では、上値62.75 下値58.08の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント50%ラインがある60.41ドル近辺が、最初のサポートとなりそうです。 同ペアが60.40ドルを下抜けした場合、60.00ドルを試す展開となることが予想できます。

米・製造業購買担当者指数(PMI)とFOMC議事録

米国では、直近で、FOMC議事録が発表されました。内容としては、2018年を通しての全体的な国内経済成長と利上げについて言及がありました。同発表後、市場心理は米ドル買いに傾き、米ドル相場を押し上げる展開となっています。

FOMC議事録に加え、2018年2月期の米・製造業購買担当者指数(PMI)(速報値)が民間調査会社マークイット社により発表されました。市場では、前回値の55.5に対して、55.4とわずかな減少が予想されていましたが、結果は、予想を上回り55.9への上昇となりました。同レポート内では、IHS MarkitのエコノミストであるChris Williamson氏は以下のように述べています。

「2月における企業活動の成長は著しく加速し、過去2年間において早いペースで経済が成長していることがわかります。2月期の製造業購買担当者指数(PMI)の結果から、年率換算3.0%のGDPが引き上げられるきっかけになりそうです。」

概して、市場心理は上昇傾向にあり、米ドルは、ユーロや、ポンド、円等の他の主要通貨に対して上昇のモメンタムが強まってる状態です。

直近で米ドル/円は、107.00台まで回復しており、現在上昇傾向を示しています。一方、ユーロ/米ドルは、1.2380の主要サポートをブレイクし、現在売り優勢エリアで推移しています。



Aayush Jindal

Aayush is a Senior Forex, Cryptocurrencies and Financial Market Strategist with a background in IT and financial markets. He specialises in market strategies and technical analysis, and has spent over a decade as a financial markets contributor and observer. He possesses strong technical analytical skills and is well known for his entertaining and informative analysis of the currency, commodities, Bitcoin and Ethereum markets.

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