米ドル/円 米・非農業部門雇用者数の発表を控え、上昇相場を維持

キーハイライト

  • 米ドル/円は、110.80のサポートエリアから、堅調に値を戻す
  • 米ドル/円、安定した上昇傾向が健在、4時間足チャートに112.40をサポートとする上昇トレンドラインが形成
  • 前週分の米・新規失業保険申請件数が発表、前回値23.8万件から23.6万件への減少
  • 本日、2017年11月期の米・非農業部門雇用者数が発表、市場予測は20.0万人で、ドル相場に影響を与える見込み

米ドル/円 テクニカル分析

米ドル/円は、レジスタンスとなった114.75から下落相場となり、111.00 近辺でサポートエリアを形成しました。同ペアは、現在、上昇基調に入っており、次の動きに影響を与える、11月の非農業部門雇用者数の発表待ちとなっています。

米ドル/円 テクニカル分析

米ドル/円の110.80は、強力なサポートとなっているようです。110.80には、RSIのダイバージェンが発生しており、上昇の勢いに拍車がかかりました。

同ペアは、 111.50や、112.00といった複数の重要なバリアを上抜けし、さらに重要なポイントとなる、112.00と100日単純移動平均線(4時間足、赤)も抜けています。

今後、米ドル/円は、まず113.70-80近辺のレジスタンスに直面することになり、同エリアを根気よく試す展開となることが予測できます。同レベルを抜けた場合、直近の下値114.73上値110.84の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント76.4%ラインをトライする展開となるでしょう。

そのため、113.80-114.00は、米ドル/円の更なる上昇に向けての重要なレジスタンスエリアとなります。米・非農業部門雇用者数が市場予想を上回ることになれば、目先では、114.00の壁の突破は容易なものになりそうです。米ドル/円が下落した場合、同チャートには、112.40をサポートとする非常に重要な上昇トレンドラインが形成されています。

一方で、ユーロ/米ドルや、ポンド/米ドルなどの他の主要通貨ペアでは、全ての重要な指標を控え、苦戦しているように見受けられます。 ユーロ/米ドルでは、1.1840の重要なサポートを下抜けし、ポンド/米ドルは、1.3600のレジスタンス上で値を固めることができませんでした。

それに加え、金の下落幅も拡大し、サポートとなる1260ドルを下回り、現在売り圧力が強いエリア内で推移しています。

まとめに、市場では、米国労働省による2017年11月期の米・非農業部門雇用者数の発表待ちになっているようです。予想値は20.0万人で、前回値の26.1万人を下回る数値となっています。
また、失業率は4.1%で安定を維持すると予測されています。非農業部門雇用者数の結果が、18.0万人以下であれば、短期的に米ドルが下落する展開となりそうです。
逆に、20.0万人以上となれば、米ドル/円は上昇に勢いが増し、114.00台に乗せることができそうです。ユーロ/米ドルでは、1.1750を下回る展開となりそうです。



Aayush Jindal

Aayush is a Senior Forex, Cryptocurrencies and Financial Market Strategist with a background in IT and financial markets. He specialises in market strategies and technical analysis, and has spent over a decade as a financial markets contributor and observer. He possesses strong technical analytical skills and is well known for his entertaining and informative analysis of the currency, commodities, Bitcoin and Ethereum markets.

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