米ドル/スイスフラン 上昇幅を拡大し0.9450を抜けられるか?

キーハイライト

  • 米ドル/スイスフランは、大幅に下落した後、0.9250付近でサポートされる展開に
  • 米ドル/スイスフラン 4時間足チャートに形成された、0.9290と0.9380をレジスタンスとする2本の下降トレンドラインを上抜け
  • 米ドル/スイスフランが上昇のモメンタムをつけるためには、0.9450のレジスタンスを上回ることが必須
  • 2018年1月期のスイス・消費者物価指数が発表、結果は市場予測0.8%を下回る0.7%の上昇(前年同月比)

米ドル/スイスフラン テクニカル分析

米ドル/スイスフランは、上値0.9660から大幅に下落する展開となりました。その後同ペアは、0.9250近辺でサポートされ、上値の調整に入りました。

米ドル/スイスフラン テクニカル分析

米ドル/スイスフラン 4時間足チャートからは、0.9250レベル近辺で強い買いが集中したことがわかります。その後同ペアは、上値0.9666下値0.9252の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント23.6%ラインを上抜けしました。

上昇局面において、米ドル/スイスフランは、0.9290と0.9380をそれぞれのレジスタンスとする2本の下降トレンドラインの上抜けをきっかけに上昇幅を拡大し、0.9400台に乗せる展開となりました。

しかしながら、この上昇基調は続かず、同ペアは、0.9450近辺で強い売り圧力に直面しました。同0.9450レベル近辺には、上値0.9666下値0.9252の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント50%ラインが形成されています。さらに、直近では100日単純移動平均線(赤、4時間足)が、0.9450上で同ペアの更なる上昇を妨げています。

米ドル/スイスフランは、現在0.9320レベル上で小幅な値動きで推移しています。同ペアが更に上昇幅を拡大させるためには、0.9450のレジスタンスを上抜けし、さらに100日単純移動平均線(赤、4時間足)も抜ける必要があります。

反対に上昇幅を広げることができなかった場合、0.9320のサポートが強い買い優勢エリアとして機能する可能性が高いことが予想されます。0.9320を割り込んだ場合、同ペアは直近の安値である0.9252を再度試す展開となりそうです。

スイス・消費者物価指数

直近で、スイス連邦統計局より2018年1月期の消費者物価指数が発表されました。市場では、前年同月比0.8%の上昇と予測されていましたが、結果は予測値を下回る0.7%の上昇にとどまりました。

前月比では0.1%の低下となっており、予測に近い結果となりました。同レポート 内では、以下の内容が報告されています。

前月比0.1%の低下は、外来医療サービスにおける価格低下が主な要因になります。また、航空輸送費も低下した他、特に衣料品や靴の販売価格が低下しています。対照的に、ホテルの一泊の宿泊料金や灯油、電気料金は上昇傾向にあります。

全体的に、現在の市場心理はニュートラル(中立)であり、ユーロ/米ドル米ドル/円などの通貨ペアは、次の動きに入る前に、当面は値動きの限られた相場となりそうです。



Aayush Jindal

Aayush is a Senior Forex, Cryptocurrencies and Financial Market Strategist with a background in IT and financial markets. He specialises in market strategies and technical analysis, and has spent over a decade as a financial markets contributor and observer. He possesses strong technical analytical skills and is well known for his entertaining and informative analysis of the currency, commodities, Bitcoin and Ethereum markets.

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