米ドル/円 111.00台を割り込み下落幅拡大の見込み

キーハイライト

  • 米ドル/円は、112.00のサポートエリア上をキープできず、下落の展開に
  • 米ドル/円は、現在112.00のサポートエリアのはるか下で推移しており、強い下落傾向のサイン
  • 重要なサポートとなる111.00で、買い手は同ペアの更なる下落に歯止めをかける見通し
  • ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルといった、他のメジャー通貨ペアの直近の値動きは上昇基調

米ドル/円 テクニカル分析

米ドル/円は、113.80と114.00のレジスタンスをブレイクすることができず、大幅に下落しました。同ペアは、現在売り圧力の強いエリア内で推移しており、目先では、更に下落幅を広げる展開となることが予想されます。

米ドル/円 テクニカル分析

円は米ドルに対し買い優勢となったことから、2018年を強気相場で幕開けしたように見受けられます。しかし、米ドル/円は、4時間足チャートに形成された、目先のレジスタンスを113.30とする極めて重要な下降トレンドラインのブレイクに失敗しました。

これにより、同ペアは大幅な下落基調に入り、100日単純移動平均線(赤、4時間足)と200日単純移動平均線(緑、4時間足)を下抜けし、さらには、重要なサポートエリアとなる112.00も下抜けする展開となりました。同112.00のサポートエリアは、過去複数回にわたり同ペアの下落に歯止めがかかったレベルになります。したがって、終値で112.00を割り込んだことは、直近で円買いが大変優勢になったことを示唆しています。

米ドル/円は、直近で安値111.04更新後、現在持ち直しを試みています。しかしながら、上昇基調は上値113.38下値111.04の値動きで形成されたフィボナッチリトレースメント23.6%ラインまでの限定的な値動きとなりそうです。

現時点で同ペアは、更なる下落のサインを示しています。下落局面での極めて重要なサポートエリアは110.00となるでしょう。同ペアが、111.00台を割り込んだ場合、下落が加速し、目先では110.00近辺まで下落幅を広げる展開となることが予想されます。

上昇相場となった場合、前回のサポートエリアである112.00が、レジスタンスとして機能する可能性が高いと言えます。テクニカル面では、RSIといったインジケーターから下落基調のサインが伺えます。

他の対米ドル通貨ペアについては、ユーロ/米ドルが、上昇基調にあり、1.2000台に乗せています。また、ユーロ相場に大きな影響を与える欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨が昨日発表され、ユーロ圏では長期的に堅調な回復が続いていることを指摘しました。ポンド/米ドルも上昇基調にあり、1.3580レベルに向けて上昇幅を広げる展開となっています。

本日、2017年12月期の米・消費者物価指数の発表が予定されています。市場では、前回値2.2%からの微減となる、前年同月比2.1%増と予測されています。結果が好調であった場合、米ドル/円は、目先相場で112.00近辺まで値を戻すことが予想されます。反対に、期待に反する結果となった場合、ドル売りが更に加速することが予想されます。



Aayush Jindal

Aayush is a Senior Forex, Cryptocurrencies and Financial Market Strategist with a background in IT and financial markets. He specialises in market strategies and technical analysis, and has spent over a decade as a financial markets contributor and observer. He possesses strong technical analytical skills and is well known for his entertaining and informative analysis of the currency, commodities, Bitcoin and Ethereum markets.

Aayush- 過去の記事