13 – スワップとは?

スワップとは?

FXは2国間の通貨をやりとりすることにより差益を得るのが目的ですが、単純に通貨の差額だけではなく、金利差を生かした差益の獲得方法もあります。その根拠がスワップ金利(スワップポイント)と呼ばれるものです。

スワップ金利というのは、各通貨に付与された金利のことで、保有する、あるいは売却する事によって発生する金利の事を指します。

国家が異なれば、金融政策も異なります。昨今、アメリカ、日本、EUなど主要先進国では、景気対策の一環として金利を極端に下げており、国によってはマイナス圏にまで及ぶ超低金利政策を打ち出しています。一方で、発展途上国などでは外国からの資金を集めるためには魅力を高めなければいけないという側面もあり、金利を高めに付ける傾向にあります。

相対的に見て、通貨が強ければ金利が低い傾向にあり、通貨が弱ければ金利が高い傾向にある、と言えます。安全通貨と言われている日本円が高い金利を付ける事になったら、と想像したらわかりやすいかもしれません。世界中の資金が集まってしまうかもしれないですね。

そして、すべての通貨には、当然その国家の金利が付与されます。超低金利政策をとっているドルやユーロ、日本円にはほとんど金利がつきませんが、南アフリカやトルコなどの新興国と言われる国の通貨には高い金利が付与されています。

なお、このスワップ金利は固定ではなく国家の政策により、日々変動します。また、通貨を購入または売却している間には毎日、日割りで金利が付与され続けます(逆に金利を支払うケースもあります。)

そして、この二国間の金利差を利用し、金利差を得るというトレード方法もあります。

例 豪ドル日本円(AUDJPY)を取引した際のスワップ


たとえば、日本円などの低金利通貨を売り、豪ドルなどの高金利通貨を買う事で、その金利差を得るという手法も一時大流行しました。単純に金利だけを見るならば、毎日毎日しっかり金利が入ってくるので美味しいトレードの様にも見えますが、通貨は価格そのものが変動しますので、新興国ならではの不安定さもあり、金利差を上回る変動幅が発生して損失になるケースも頻発しました(一ヶ月の金利が10万円でも一瞬で10万円幅以上の損失を出してしまうリスクもある)。また、金利は常に変動し続けるため、いつまでもおいしい状態が続くという訳でも無いというデメリットもあります。

先に説明したとおり、弱い通貨は金利が高く、強い通貨は金利が安いという仕組みでもあるため、一部には、「スワップ金利は、ただ単に通貨の値幅を先取りで分割しているだけ」という考え方もあり、単純に金利差だけで利益を得るという考え自体が甘いとも言えるかもしれません。

総合的に通貨ペアの特性を考えて長期目線でトレードを行った方が、リスクが低いのかもしれません。

スワップポイントは、保有ポジションを翌取引日に持ち越した場合にのみ発生します。従って、スキャルピング等、ポジションを建てた日にクローズした場合、スワップポイントは発生しません。また、毎週水曜日には、週末分と併せて3日分のスワップが反映されます。

スワップポイントの確認方法

  1. 気配値を右クリックし、通貨ペア一覧を選択
  2. スワップポイントの確認をご希望の通貨ペア上をクリックし、「設定」をクリック
  3. 取引条件ウィンドウ上で、スワップロング・スワップショートを確認



監修者 たあぼプロフィール

ブラック企業で過酷に働く中、体調を壊したことをきっかけに脱サラし2010年3月にFX自動売買ソフトの検証ブログを立ち上げる。知識も経験も何も無い所から開始し、数多くの自動売買ソフトを実際に使用しながら検証を続けるブログとメルマガを毎日更新し続け、FXの仕組み、自動売買ソフトの魅力やリスクなどの啓蒙にも力を入れている。その独自の視点から数千名の濃い読者に支えられている。

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