2 – 証拠金取引とは?

証拠金取引とは?

前回、「外国為替証拠金取引」について、日本を含む外国の通貨を取引する事で利益を狙うものだ、という事をお話ししました。

ここで整理しますと、外国の通貨を交換することを、一般に「外国為替」と呼び、その外国為替を取引するのが「外国為替取引」と呼びます。

しかしこの説明では、名前の真ん中に鎮座する「証拠金」という物の説明が付きません。ただ単に外国の通貨を取引して利益を得るだけでは、FXとは呼べないという事です。「証拠金」という仕組みが有って初めてFXと呼べるものになるのです。だからこそ、外国為替証拠金取引という名前になっているのです。

ここに、FXのキモが有ります。この仕組みがあるから、FXは少ない元手で大きなリターンを得ることが出来るのです。では、そのキモとなる証拠金とは、一体どういうものなのでしょうか?

1つの例として、現物取引である株式と比較してみましょう(便宜上、金利や手数料などは除外します)。

株式投資の場合外貨両替(外国為替取引)の場合

100万円の株式を100万円の資金で購入し、その株式が101万円に値上がりした場合

101万円-100万円=1万円

となり、この時点で売却すると1万円の利益が発生します。


1ドル=100円の時に、100万円を1万ドルに両替(10000ドル×100円=100万円)

その後、1ドル=101円の時に、持っていた1万ドルを円に戻した(両替)場合

10000ドル×101円=101万円

現物株式取引の例と同様に1万円の利益が発生します。


つまり、上記2つの例で使った現物取引でも外国為替取引でも、結果として得られた利益は1万円です。なお、逆に損失となった場合も同じ金額となります(100万円-99万円=1万円)。

しかし、これを証拠金取引で通貨(ドルと円)の売買を行った場合、例えば100万円分のドルを10万円の資金で買う事も出来るのです。証拠金取引という仕組みを使うと、本来1万ドルを購入するために必要な100万円ではなく、10万円という資金で購入する事が出来るという事です。

にもかかわらず、同じ1万ドルを購入しているおかげで、上記例の様に1万円の差額を得ることが出来ます。これを差金決済と言います。

100万円を使って両替した1万ドルも、証拠金取引を使って10万円で購入した1万ドルも、1万ドルを購入した事には変わりが無いので、結果として、同じ差額を得ることが出来るのです。

10000ドル×100円=100万円
1ドル=100円の時、10万円で購入

10000ドル×101円=101万円
1ドル=101円の時、売却

投資資金は10万円でも、同じく1万円の利益

つまり、本来の資金に対して、わずか10分の1という少ない資金で取引し、額面通りの差額を得ることが出来るのです。

この場合、現金で両替するのとは異なり、1万ドルを購入する資金は取引業者に預け入れる「担保」という形になり、その担保を使って、預け入れた資金の何倍もの資金が有る形で取引が出来ます。これを「証拠金取引」と言います。

改めて、上記例に有る通り、証拠金という仕組みを使わない現物株式取引と比べて、結果として同じ運用利益を得たとしても、実際に取引するために口座に預け入れる資金は、現物取引では100万円必要だったのに対して、証拠金取引では10万円で済んでいます。

この様に「証拠金取引」という手法は、手元資金以上の売買が出来ると言うのが大きな特徴なのです。FXでは、この証拠金取引という仕組みを使っている為、少ない資金に対して大きな利益を得ることが出来る、というのが大きな特徴なのです。

証拠金取引と聞くと難しく感じてしまいますが、本当に単純に言うと、少ない資金を預け入れて大きな金額の取引が出来るという事なのです。

また、この様に、投資資金を上回る力を発揮させて取引する仕組みのことを「レバレッジ」(てこの力)と呼んでいます。



監修者 たあぼプロフィール

ブラック企業で過酷に働く中、体調を壊したことをきっかけに脱サラし2010年3月にFX自動売買ソフトの検証ブログを立ち上げる。知識も経験も何も無い所から開始し、数多くの自動売買ソフトを実際に使用しながら検証を続けるブログとメルマガを毎日更新し続け、FXの仕組み、自動売買ソフトの魅力やリスクなどの啓蒙にも力を入れている。その独自の視点から数千名の濃い読者に支えられている。

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