12 – ロット・ピップスとは?

ロット・ピップスとは?

これまで、説明の中で通貨ペアをトレードする際に「10,000通貨のトレード」と説明してきましたが、FXトレードの世界では、これらを通貨単位という単語で扱います。

通貨単位というのは、その国の最低通貨単位を意味しており、日本なら1円が1通貨、アメリカなら1ドルが1通貨となります。「10,000ドルを円で購入する」と、「ドル円の通貨ペアを1万通貨買う」は、同じ意味です。

Titan FXを含め多くの業者では、この1万通貨の事を「0.1ロット(Lots)」と表記するのが一般的です。ちなみに、日本国内業者は、1万通貨を1ロットとしている事が多いようです。

海外業者では10万通貨を1ロット、日本国内業者では1万通貨を1ロットと呼ぶと認識しておいても良いかもしれません。ただし、日本国内の業者でも、親会社が海外の業者などのケースでは、海外基準に合わせて10万通貨を1ロットとしている業者もありますので、トレードする前には必ず確認して下さい。

1ロットが10万通貨の場合、取引ロットあたりの通貨は次の通りとなります。

0.01ロット = 1,000通貨
0.1ロット = 10,000通貨
1.0ロット = 100,000通貨
10.0ロット = 1,000,000通貨

ピップス(pips)とは?

これまでの説明にも何度も出てきておりますが、FXでの値動きを表す数値に、ピップス(pips)という見慣れないものが有ります。

FXに興味を持たれて雑誌や書籍、ブログや広告などをご覧になると必ず登場する言葉でもあります。ここでは、この日常生活では見慣れない、Pipsについてご説明します。

ピップス(pips)とは、FXにおける値動きの単位となっており、それぞれの国の最低通貨単位を表しています。米ドルの場合は1pip=0.0001ドルですが、日本円の場合は、

今は現実に存在しない「銭」が用いられており、1pip=1銭となっています。

仮に、100.00のドル円が100.02に動いた場合、この動いた0.02の数値を表す際にpipsを使用します。この場合、2pips上昇したということになります。ちなみに、1円上昇した場合、100pips上昇したという事になります。

また、この様な値動きを数値で表す場合に、ポイント(points)を使う場合もありますが、一般的に、FX相場の世界ではpipsを用いる場合が多いです(Titan FXでは 10points = 1pip)。

よく新聞やテレビのニュースなどで、「本日の為替レートは何円何銭から何銭で取引されています」とお聞きになられたことが有るかと思いますが、ドル円(USD/JPY)のクロス円通貨ペアで、1ドルのレートが100円の場合、表記方法は、1ドル=100.00円(100円00銭)です。

具体的な例で言いますと、1ドル=100円(100.00円)から100円50銭(100.50円)に上昇した場合、0.50円(50銭)、つまり、50銭=50pipsの変動と言う事になります。

この様に、円を基準としたクロス円通貨ペアの場合、0.01の単位が1pipです。なお、FX業者によっては、100.000など小数点以下3桁まで扱うケースがあります。この場合、0.1銭=0.1pipまでカウントされ、上記例の場合だと、50.0pipsの変動となります。

また、ドルを基準にした通貨ペア(ドルストレート)の場合、クロス円通貨ペアと少々異なります。ユーロドル(EUR/USD)の場合、表記方法は、1ユーロ:1.2345ドルで、1.2345から1.2355となったら10pips上昇、1.2345から1.2445となったら100pips上昇となります。なお、FX業者によっては、1.23450といったように、小数点以下5桁まで扱うケースがあります。この場合、クロス円と同様、0.1pipまでカウントされます。

ピップス(pips)

ピップス(pips)とロットの関係

ここまでで、Pipsとロットの概要をご理解頂いたので、その両者がどう関係しているのかをご説明します。

これまで学んできた通り、1ドルが100.00円から100.01円に上昇した場合1pipの差益が発生します。この差益のpipsに対して、何ロットでエントリーしているかによって実際の損益金額が決まります。

値動きの幅は1pip=1銭というお話をしましたので、1pipの利益が1銭しかないと感じられるかもしれませんが、実は違います。100円で1ドルを購入しているので有れば、文字通り1銭しか入りませんが、FXではロットを取引単位として用いるため、例えば、0.1ロット(1万通貨)を取引した場合、損益は1万倍に倍増されます。つまり、1万通貨で1pipの利益が出た場合、1銭(0.01円)×10,000通貨=100円の利益となります。

わかりやすい例でまとめますと、ドル円やユーロ円などのクロス円を円建ての口座でトレードする場合、1pipの変動で得られる利益は、ロット数によって以下の通りとなります。

0.01ロット (1,000通貨) ⇒ 10円
0.1 ロット(10,000通貨)⇒ 100円
1.0ロット (100,000通貨) ⇒ 1000円
10.0 ロット(1,000,000通貨)⇒ 1万円

この様に、pipsそのものは変わりませんが、エントリーしたロットによって損益金額が変わります。

次に、ドルストレード通貨ペアの場合を見てみましょう。1ユーロ=1.2345ドルの時に1ロット(10万通貨)の買いポジションを持ち、その後、1pip上昇し1.2346に変動した場合、含み益幅は1pipです。この場合の1pipの変動による実質利益は10ドルですので、円建ての口座の場合、10ドルから円にスポットレートで自動両替後、口座反映されます。

この様に、FXで最終的にいくら稼げるかは、ロットサイズとpipsの掛け算によります。少ないロットで大きなpipsを稼ぐのか、それとも、大きなロットで小さなpipsを積み上げるのか、それぞれの戦略によって結果の損益が異なりますので、必ずしも獲得pips数(単純に獲得値幅の数値)が多いから利益が多いという訳ではありません。



監修者 たあぼプロフィール

ブラック企業で過酷に働く中、体調を壊したことをきっかけに脱サラし2010年3月にFX自動売買ソフトの検証ブログを立ち上げる。知識も経験も何も無い所から開始し、数多くの自動売買ソフトを実際に使用しながら検証を続けるブログとメルマガを毎日更新し続け、FXの仕組み、自動売買ソフトの魅力やリスクなどの啓蒙にも力を入れている。その独自の視点から数千名の濃い読者に支えられている。

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