7 – スプレッド/Bid(売値)とAsk(買値)

スプレッド/Bid(売値)とAsk(買値)

MT4をインストールすると、この様な画面が表示されます。

MT4をインストールすると、この様な画面が表示されます。

初期状態では、上記のように4枚のチャートが開かれていますが、各チャート上のボックス(ワンクリックパネル)に表示されている大きな数字がそれぞれの通貨の配信レートです。刻一刻と変化しているのが見て取れると思います。

ワンクリックパネル

ワンクリックパネル

チャート左上の通貨ペア表示の隣にある三角印をクリックすると、ワンクリックパネルが表示されます。

上記の例では、売る時のレートが1.07562、買う時のレートが1.07563と言うことになります。差し引きで1(0.1ピップス)の差がありますが、この差をスプレッドと呼びます。

以前ご説明した通り、安く買って高く売れば利益が出るというのがFX取引ですが、この場合、0.1ピップスの差額分以上、値が上昇して初めて利益となるため、仮にこの画面の状態で買ってすぐ売ったとすると、0.1ピップスの差額分の損失となります。この、売値と買値の差額として存在するのがスプレッドです。

スプレッドは、MT4画面上、左側の気配値表示ウィンドウに一覧で表示されています。

スプレッド

標準の状態ではこの様に表示されますが、この一覧の任意の場所で右クリックしてスプレッドを選択すると、右端にスプレッドの値が表示されます。

上記画像「!」の欄に表示されている数値が、その時点でのスプレッドです。「1」と表示されていれば「0.1ピップス」、「12」と表示されていれば「1.2ピップス」のスプレッドということになります。

また、初心者の方が一番戸惑うポイントとして、この気配値表示ウインドウに書かれているFX業界特有の専門用語、「Bid」「Ask」が挙げられるでしょう。それぞれ、「ビッド」「アスク」と読みます。

ビッド-アスク

そもそも、ドルを円に換えたり円をドルに換えたりという両替取引を、個別に一対一で行うのは非現実的なので、間に業者を立ててその取引の仲介を任せるというのがFX取引の仕組みなのですが、当然ながら、この際、両替の手数料が発生します。この手数料分がスプレッドとして表示されているわけです。そして、そのスプレッドの根拠となる売値と買値を、それぞれ「Bid」「Ask」という名前で呼びます。

上記の画像を例にとると、GBPUSDの場合、ビッドが1.27403、アスクが1.27410と表示されています。この場合、「1.27403で売りませんか?」というのがビッドの価格で「1.27410買いませんか?」というのがアスクの価格です。

つまり、売りエントリーは左の価格(ビッド)、買いエントリーは右の価格(アスク)であり、スプレッドとはこのビッドとアスクの価格差のことを指します。

MT4の初期設定ではビッド(売値)のレートがチャートに表示されています。なお、設定を変更することによって以下のようにアスク(買値)のラインを出すことも可能です。アスクラインをチャート上に表示することで、スプレッドがどれ位あるのか、視覚的にわかりやすくなります。

スプレッド

例えば、チャートを見ながら「ここだ!」と思って買いエントリーしたとしても、目の前に見えているのは「売値」のチャートであるため、実際には画面上に表示されているよりも少し上のレートで注文していることになります。そして、決済する際には反対売買、つまり売り注文を入れる事になるので、今度は見えている売りのチャートで注文することになります。

チャートに売値と買値の2つのレートを同時に表示させる事が難しい事に加えて、既に解説してきたとおり、FXにはスプレッドが存在する為、この様な現象が起こります。

従って、上記のような買いエントリーの場合、まずスプレッドの分、上に存在するアスクのラインを超えないと利益になりません。逆に、売りエントリーした場合、エントリー自体は目に見えているチャートの位置ですが、決済するラインはアスクラインとして少し上に存在しますので、そのラインを下回らないと利益にはなりません。



監修者 たあぼプロフィール

ブラック企業で過酷に働く中、体調を壊したことをきっかけに脱サラし2010年3月にFX自動売買ソフトの検証ブログを立ち上げる。知識も経験も何も無い所から開始し、数多くの自動売買ソフトを実際に使用しながら検証を続けるブログとメルマガを毎日更新し続け、FXの仕組み、自動売買ソフトの魅力やリスクなどの啓蒙にも力を入れている。その独自の視点から数千名の濃い読者に支えられている。

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