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FRB議長公演を受け最多値を更新へ

8月4週の米国市場はFRBのパウエル議長の講演で量的緩和の縮小の開始時期について年内が適切であるとの見方を示したものの、具体的な時期の明言を避けたことから市場では安心感が広がり、米国市場は最高値を更新して週を終える展開となった。

パウエル議長の様子見な姿勢が市場で好感される形となっており、量的緩和縮小の時期を11月~に延長したことが市場の好感をよんでいると思われる。

FRB副議長のクラリダ氏も量的緩和の縮小開始時期について「パウエル議長に同意する」と述べ、インフレ率が資産購入の縮小開始に向け「実質的なさらなる進展」を遂げ、雇用については目標に向けた進展が今秋まで継続するとし、「そうなれば、年後半での買い入れペースの縮小開始を支持する」と述べた。 

講演ではFRBの現状維持の姿勢をうかがうことができたこと、来月の雇用統計の数字がよかった場合でもインフレや経済状況に関する指標が低下するようであれば、更に量的緩和の時期を遅らせるのではないのかなどの憶測も出ている。

7月の個人支出は6月から鈍化しており、8月の消費者信頼感指数も低水準で推移するなど量的緩和の縮小の開始時期を遅らせる可能性への期待もあり、市場は値を上げる展開となっている。

(FRBパウエル議長)

 (Bloombergより)

9月第1週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間

8月31日(火)
18:00 ユーロ8月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
18:00 ユーロ8月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
21:30 カナダ6月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
21:30 カナダ6月月次国内総生産(GDP)(前月比)
21:30 カナダ4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前期比年率)

9月1日(水)
10:30 オーストラリア4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
10:30 オーストラリア4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
21:15 米国8月ADP雇用統計(前月比)
23:00 米国8月ISM製造業景況指数

9月3日(金)
21:30 米国8月失業率
21:30 米国8月非農業部門雇用者数変化(前月比)
21:30 米国8月平均時給(前年同月比)
21:30 米国8月平均時給(前月比)
23:00 米国8月ISM非製造業景況指数(総合)

日米市場 

米国市場はFRB議長の発言で量的緩和の縮小の開始が遅れたことを受け、市場は上昇する展開となっており、週末の雇用統計を前に高値圏での推移となりそうだ。

経済指標の数字が好調であるほど、量的緩和の縮小の開始が前倒しになる可能性がありそれが逆に米国市場の重石となっているのだが、すでに一部の経済指標の数字は低調な数字となりつつある事で量的緩和の縮小の開始が延長される可能性という事が意識される様であれば市場はさらに値を上げるという何とも言えない展開ともなっている。

日本市場は新型コロナウイルスの感染状況、ワクチン接種の進捗状況が重石となりそうだ。

8月20日の安値からの戻りは出ているが、米国市場ほどの上昇を期待することはできず暫くは27000~8000円台での推移となりそうだ。 

(ダウ平均) (CNBCより)

欧州市場

欧州市場は中国経済の減速が重石となり、低調に推移する展開となった。

4-6月期のユーロ圏実質GDP成長率改定値は前年比でやや下方修正となったが、4-6月期の就業者数は増加に転じるなどしており、雇用情勢が復調しつつあることが示されている。

EUの最大の貿易国である中国経済の影響が強い。

ワクチン接種が進む中でウイルス感染症による影響よりも、中国経済の減速の憶測が強く影響を与える形となっており、中国経済の原則による欧州企業の業績に対しての先行きの不透明感が強く意識される展開となりそうだ。

(ECBラガルド総裁)

(Reutersより)

今週の為替(USD/JPY)

USDJPY 週足

USDJPYの週足はフラッグ相場、若しくは三角持ち合いからの抜けとなっている。大きく見た場合には上昇の可能性があるが、保ち合いを抜けた勢いがそれほど強くもなく、一目均衡表の雲に入りつつある事からも上値の重い展開となりそう。

USDJPY 日足

USDJPY日足は三角持ち合いからの抜けを意識する展開となっているが、週足上では上値の重い展開が見て取れる事などから、上昇する可能性はあるものの、上値を抑えられる可能性強い展開ともいえそうだ。

USDJPY 1時間足

 
USDJPYの1時間足は揉み合い、レンジ相場なっている。現在は図中でいう赤線で推移しているが、上下の青線、その外のオレンジ線に一番外の白線が意識されている。

主な推移は青線の内側ではあるが、オレンジ線での推移も可能性として十分にあり、現時点でははっきりとしない展開が続いている。

レンジ相場が続くとは思われるが、上位の時間足では三角持ち合いからの抜けの部分となっており、大きく相場が動くのか、青線からオレンジ線での推移には注目したい。