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石田 和哉

9月3週の米国市場は米国債の利回りの上昇が市場を圧迫した事、レノックス・ウェルス・アドバイザーズの最高投資責任者デビット・カーター氏が「市場は増税によって財政政策が引き締められFRBのテーパリングによって金融政策が引き締められるという見通しに苦慮している」と述べた事、9月消費者信頼感指数が厳しい数字となった事の3重苦から、値を下げる形となった。

8月の米卸売物価指数は前年同月比8.3%の上昇となっており、2010年11月以降の最大の伸びとインフレ高が当面続く公算が強いと認識され、FRBが年内に量的緩和の縮小の開始を意識しているという要人発言が市場心理を圧迫し市場は値を下げる展開となった。

コロナウイルス感染症の感染拡大が再燃している米国では「デルタ」株が経済回復・成長を鈍化させるのではないのかとの懸念も広がっており、上値の重い難しい展開が続いている。

(米10年債利回りと米国ダウ平均比較)


(Bloomberg より)

9月第4週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間

9月22日(水)
日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30 日本黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
27:00 米国米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30 米国パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

9月23日(木)
20:00 イギリス英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
20:00 イギリス英中銀資産買取プログラム規模
20:00 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表

9月24日(金)
08:30 日本8月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
08:30 日本8月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 日本8月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
23:00 米国8月新築住宅販売件数(前月比)
23:00 米国8月新築住宅販売件数(年率換算件数)

日米市場

米国市場は先週から意識をされ始めた、景気・経済回復への警戒感、コロナウイルス感染症の感染拡大や経済対策の議会審議をめぐる報道、法人税率の引き上げ、経済対策の規模をめぐる議論など上値を抑えられる展開となりそうだ。

日本市場は8月末より買い越しとなった海外投資家の動き、直近では上昇に転じた市場の動きが暫くは底値の堅い上昇基調の可能性のある展開へと転化している。

場合によっては日本市場が世界をけん引する可能性もあり、上値を探りつつ底堅い展開となりそうだ。

(日経平均:オレンジ線とダウ平均:青線の推移比較)


(Bloombergより)

欧州市場

欧州市場でも上値の重い展開が続きそうだ。

ストック欧州600指数は週間で見た場合に続落。 7月のドイツ鉱工業受注が市場予想を上回り、市場は値を上げていたが、9月ZEW景況感期待指数が市場予想を大幅に下回った事、ドイツの連邦議会選挙を前に与党連合の支持率が低下したことを受け、値を下げる展開へと転じた。

チャートなどでは明確に上値を付けてからの下降となっており、このまま下落が続ければ市場は大きな転換点へと差し掛かる可能性もある。

(9月ZEW景況感期待指数)

(ZEW、Reutersより)

今週の為替(USD/CAD)

USDCAD 日足

USDCAD日足では上昇トレンドへの転換中となっている。

底値を付けてから高値安値の切り上げを3度行っているが、上値が38.2%で抑えられる形となっており、現在上昇中の価格が破線、直近高値を上回ることができれば38.2%の意識とも合わせて50%までの上昇も可能性としてありそうだ。

仮に上回ることがない場合でも、直近の安値を切り下げなければトレンドの方向性は崩れることはないと思われるが、安値も切り下げてしまった場合にはレンジ相場となる可能性が出てきている。

上昇を行い、50%までを目指す場合には1.33500付近までの上昇、安値を切り下げる形となる場合には直近の安値1.24800付近が意識価格となりそうだ。

USDCAD 1時間足

USDCADの1時間足では大きなフラッグ(3本ライン)の中での2つの小フラッグが形成されていおり、2つのフラッグを上抜ける形で推移している。

流れは上昇に転じており、フラッグも抜けていることから上昇で推移すると思われるがフラッグの開始価格(青いラインの始点)の高値を抜けなければ上位時間足での切り上げとならず、高値抜けの有無が注目を集めそうだ。

高値を抜けることができず、上値が重くなれば大きなダブルボトム、上値抵抗線を意識した事による戻りなども考えられることから、上昇と判断を行い買い目線となった場合でも高値を意識する部分ではポジション整理を常に意識した保持を心掛けたいところだ。

Great