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インフレ率が予想を超え、市場は軟調展開

6月2週の米国市場は労務省が発表した5月消費者物価指数が前年同月比で8.6%の上昇と米国市場はインフレ率が8.6%の上昇と1981年12月以来40年ぶりの大幅な上昇率となった事、ガソリン価格が過去最高となり、サービス価格も上昇するなどしたことで、2年利回高値水準となり市場を押し下げる展開となった。

RDM フィナンシャル・グループの最高投資責任者(CIO)、マイケル・シェルドン氏は「5月のインフレ率は予想以上に上昇し、物価高が予想より長く続くことを思い知らされた」と指摘。「FRBはインフレ抑制に向けあらゆる手段を講じる」との見方を示している。

グレンメデ(フィラデルフィア)のプライベート・ウェルス部門の最高投資責任者(CIO)、ジェイソン・プライド氏は「FRBがインフレ対策で明らかに後手に回っていることが示され、夏の終わりまでに利上げ休止が適切になるとの見方は否定される」と述べている。

週間ではダウ工業30は4.58%、S&P総合500種5.06%、ナスダック総合5.6%それぞれ下落している。

(米インフレ率推移)

(https://tradingeconomics.com/より)

6月第3週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
6月13日(月)
15:00    英国4月 月次国内総生産(GDP) [前月比]

6月15日(水)
21:30    米国 5月 小売売上高 [前月比] 0.9%    0.2%   
21:30    米国 5月 小売売上高(除自動車) [前月比]
27:00    米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 
27:30    パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見 

6月16日(木)
20:00    英国イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表        
20:00    英国中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨

6月17日(金)
日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30    黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
18:00    欧州5月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]           
18:00    欧州5月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比]

日米市場 

米国市場はインフレ率が高進した事で大きく値を下げている。
6月FOMCで50bpの利上げを織り込んでいるとされており、市場の関心は金利レートであり米国債の金利の推移、どの程度の水準で推移するのかに注目が集まっている。
国債の金利は上昇し続けており、FOMCの結果、FRB議発言などに注目が集まる事になりそうだ。
日本市場は参院選を前に控え、経済対策などの発表への期待などもありそうだ。
市場としては上値を抑えられたことによる利食いの可能性もあり、展開には注意したいところだ。

米ガソリン価格(https://www.eia.gov/より)

欧州市場

欧州株式市場は続落して取引を終えている。
米5月消費者物価指数の上昇が市場を上回り、40年ぶりの高水準となった事が悪材料として意識され、景気後退が起こるとの懸念が売り優勢となり値を下げる展開となった。

欧州ストック600は1か月ぶりの安値であり、1週間で3.95%の下落となっている。
米国で行われるFOMCの推移に欧州市場も注目する展開になるとなりそうだ。

(STOXX Europe 600 idex)  
            
(QONTIGOより)

今週の為替(USD/JPY)

USDJPY 月足

USDJPYの月足では135円の価格帯が上値抵抗線となっている。
米国のインフレ高進を受けた金利の上昇による円安は止まるところを知らず、2002年1-2月に付けた高値を意識する水準となっている。

通常であればかなり強い上値抵抗線として意識されるのだが、現在の円安は明確な材料に乏しい、一種異常ともいえる円安局面とも言える。
135円を明確に抜けてくることができるのか、上髭でタッチするなどの一瞬抜けではなく、ローソク足の胴体での明確な抜けが起こるのか、135円を巡る攻防には注目したいところだ。

また、一転して下落となった場合には多少は時間が掛かると思われるものの、118円が意識されることになりそうだ。

しかしながら、6月13日に135円をつけたところから調整が一旦はいるのかそのまま円安が続くかが意識されるところだ。

USDJPY日足

USDJPYの日足では1-5波の推進波を付けた後に再度の上昇を付ける形となっている。
一旦は調整波のa波を付けたが、そこからの上昇で再度の1波を付けている。

上位の時間足、月足で見た場合には135円が意識されている事から、下位の時間足でもある。
日足では一端の上値形成、上値を抑えられる可能性もある。

その場合には119円から124円と聊か幅は広いが、一旦の下落となる可能性があり、上値を抑えられてしまった場合にはダウ理論や波動論での波の形成をまってから売り目線でトレードを行いたい部分となっている。