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石田 和哉

2月第3週の米国市場は新型コロナウイルス感染症の需要を見越した景気敏感株への乗り換えが進んだが、米国市場自体に動きはなく、静かな週末となった。

19日に米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は政府の過剰歳出によって経済が加熱することを心配していないとした上で雇用や物価は連邦準備制度理事会に支援の縮小を促す水準を遥かに下回っているという考えを示すなどしたことで、一部の専門家による市場のバブルやリスクを承知した上での行動を容認すれば金融システムが危機に晒されるとの警告に対して、ウィリアムズ総裁の発言によって否定された形となったことで、景気加熱の心配はないという安心感が今後は好材料として意識されるのか注目となりそうだ。

バイデン大統領は12日に改めて1兆9000億ドル規模となるコロナ救済経済法案の実現に向け州知事、市長との会合を開くなど、精力的な活動を見せるバイデン大統領の経済対策への期待も膨らんでいる。

暗号通貨のビットコインも19日に時価総額1兆ドルを超えており、アナリストや金融機関による警告にもかかわらず急騰をし続けたことも2月3週の相場の特徴とも言えよう。

JPモルガンのアナリストが「経済的な余興」であり、株価の下落に対するヘッジには不十分であるなどビットコインを酷評する評価を。ECB政策委員会でもあるマクルーフアイルランド中銀総裁はビットコインの急騰をオランダで17世紀に起きたチューリップ・バブルに例えるなど警告を促しており、ビットコインの価格がどこまで上昇し続けるのか、果たしてバブルが弾けるのか注目したいところとなっている。

(Bloombergより)

2月第3週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間

2月23日(火)
19:00 EU 1月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
19:00 EU 1月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
24:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

2月24日(水)
16:00 ドイツ10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
16:00 ドイツ10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
16:00 ドイツ10-12月期国内総生産(GDP、改定値、季調前)(前年同期比)
24:00 米国 1月新築住宅販売件数(前月比)
24:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
24:00 米国 1月新築住宅販売件数(年率換算件数)

2月25日(木)
22:30 米国10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)

2月26日(金)
22:30 米国1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
22:30 米国1月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
22:30 米国1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)

日米市場
日本市場の展開としてはもみ合いに近い展開となりそうだ。

2月1週にバイデン大統領によって発表された1兆9000億ドル規模の経済対策の成立が目前となっていること、新型コロナウイルスのワクチン接種が先進国で始まったことなどもあり市場の材料は良いものが多い。

直近の材料としては悪材料もないことから基本的に上昇基調での推移とはなりそうだが、指数への高値警戒感は強くあること、16日に米バンク・オブ・アメリカが発表したグローバルファンドマネージャー調査では株価が「バブル」という回答は13%にとどまったことから市場が総じて強気になっているということへの警戒感もどこかで意識はされることでもみ合いに近い展開。一喜一憂、一進一退となると思われる。

各国の金利水準も高水準で推移し始めており、インフレ率を引いた実質金利はマイナス圏である事と上昇し続ける市場との差を意識し始めるのかどうかにも注目だ。

一度、意識し始めると警戒が強くなり市場で利益確定の売りなども出始めるであろうことから警戒は必要となりそうだ。


米国10年金利推移(CNBC)

(データ参照:https://www.federalreserve.gov/)

欧州市場

Paolo Gentiloni Silveri氏(parstoday.com/en より)

欧州市場は日米市場と同様、もみ合いで推移するかもしれない。来週は22日にドイツ2月IFO企業景況感指数、24日に10-12月期国内総生産が発表されることから、市場予想を上回れ上昇となると思われるが、ラガルド欧州中央銀行総裁はユーロ高への牽制を控えていることから投機的な売買が拡大することは考えにくく、市場は静かな推移となりそうだ。

懸念材料としてはコロナウイルス感染症の流行によって経済的な打撃を受けた企業の返済が滞る事で銀行の融資が落ち込んでおり、融資の回収難航、焦げ付きによる経営悪化の恐れが意識され始めると市場は下降の可能性もあるので銀行の決算やニュースには注意を払いたい。

今週の為替(ポンド/ドル)

ポンドドル 週足

ポンドドルの週足では長い上昇基調が続いている。上昇基調は2020年3月から、実に1年に渡っての上昇であり、昨年8月に起きた下落で2018年4月の高値と2020年3月の高値と安値を結んだ価格の61.8%を意識はすでにされている。このまま上昇が続けば100%戻し、1.43600付近を意識する部分までの上昇はありそうだ。

ポンドドル 日足

ポンドドルの日足は上昇トレンド継続であり、フラッグ伴っている。上昇の勢いは安定しており、多少の下降転換となっても週足の下値支持線で意識はされそうだ。強い上昇傾向もあり買い場はなさそう。

ポンドドル 4時間足

4時間足上では見事な上昇一辺倒となっている。少しずつ下値支持線、上値抵抗線が広がりを見せていることから上下のブレ余地が出てきており、スイング~では多少難しい部分も出てきそう。ブレが大きくなるほど上下の動きが強くなるが、どちらかに抜けてしまう三角持ち合いに近い形、収束とは異なり上昇トレンド継続となりそうだ。

ポンドドル1時間足

ポンドドル30分足


1時間足、30分足でも4時間足と同様の形。強い上昇トレンドが見られ、売買を行うには少し時期をのがした感じがある。1時間足、30分足ともに上下の支持線が広がっていることを見てほしい。支持線が広がるほど上下、高値安値の意識される部分が広がることから売買をする場合には価格をしっかり確認してから売買を行ってほしい。

Great