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石田 和哉

22日の米国市場は大幅安の展開となった。
ナスダック市場はマイナス335.36ドル、ダウ工業30種はマイナス981.36ドルの下落となっている。

軟調な企業決算、利益見通しを下方修正したHCAへルクスケアが大幅安となった事を筆頭にすべてのセクターで値を下げる展開となっており、「OANDAのシニア市場アナリスト、クレイグ・アーラム氏は指数が1日で2%動いているにもかかわらず、そこから読み取れることがほとんどないのは非常にまれ」との見方を示すなどしている。

また、投資家の不安心理を示す、シカゴオプション取引のボラティリティーインデックスも急伸しており、市場は方向の見えない不安定な相場状況となっている。

5月3~4日のFOMCではタカ派的な内容が予想されており、すでに織り込み済みであると思われているが、買い控えが広く出ると思われ、企業決算に一喜一憂する方向性の見え難い、調整相場となりそうだ。

シカゴオプション取引のボラティリティーインデックス推移

(Reutersより)

4月5週の注目ポイント(経済指標)

時間表記:日本時間
4月26日(火)
23:00 米国3月新築住宅販売件数(年率換算件数)
23:00 米国4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
23:00 米国3月新築住宅販売件数(前月比)

4月28日(木)
日本4-6月期日銀展望レポート
日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30 日本黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
1:30 米国1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)

4月29 日(金)
17:00 ドイツ1-3月期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
17:00 ドイツ1-3月期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
17:00 ドイツ1-3月期国内総生産(GDP、速報値、季調前)(前年同期比)
18:00 ユーロ4月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 4月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
18:00 ユーロ1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
18:00 ユーロ1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比)
21:00 米国3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 米国1-3月期四半期雇用コスト指数(前期比)
21:30 米国3月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
21:30 米国3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
21:30 カナダ2月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
21:30 カナダ2月月次国内総生産(GDP)(前月比)

日米市場

米国市場は企業決算が軟調な滑り出しとなり、米国市場は大きく値を下げる展開となっている。
IMFによる世界経済の見通しも世界のGDP成長率予想を当初の4.4%から3.6%に大幅に引き下げており、ロシア経済の悪化による影響が0.32%、ロシアの経済悪化・天然資源の供給体制の変更を急ぐEUが0.18%と0.8%の引き下げの過半数を占める状況となっておりそれらの影響も暫くは意識される形となりそうだ。

米国の見通しは強気であったものの、不透明な市場展開は強く指揮されると思われ、日米市場では神経質な展開となりそうだ。

(戦争が世界の回復を遅らせる IMFによる見通し内容)

(IMFより)

欧州市場

欧州市場は反落して週を終えている。
中国での新型コロナによるロックダウン、中央銀行による金利の引き上げ観測などが懸念材料として意識され、ストック欧州600は1か月ぶりの安値で推移している。

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は22日の米CNBCテレビで、ECBが年内に利上げを決める可能性が高いと語った。

市場ではECBが現在マイナス0.5%の政策金利を今年末までに85bp程度引き上げると予想しており、21日に予想されていた70bpより拡大する形となっている。

IMFによる経済見通しもロシアによるウクライナ侵攻を受け、大幅に下方修正されており、方向性の見出せない展開となっている。

(ウクライナ、マウリポリ市内)

(Reutersより)

今週の為替(USD/JPY)


USD/JPY(日足)

USDJPYの日足では波動論上の推進波1~5の最終波5波が形成されていると思われる。
5波がどこまで伸びるのか、どこで高値を付けて調整波のa~波への転換するのかは不透明だが、調整波の発生となるようであれば、急な円安の一服調整もありそうだ。

1~5波までの5波が非常に高くなっており、戻り(円高)の可能性もある事からダウ理論上での切り下げの確認、波動論上でのa-b波の確認を持ってから流れに乗って売買を行いたい所となっている。


USD/JPY 週足

USDJPY週足では三角持ち合いからの抜けであったことが読み取れる形となっている。
結果論ではあるが、三角持ち合いからの上値抜けであり、直近高値(白横線)も超えていることから、形的には上値抜きの買いではあるものの、一過性の事象となる可能性が今回のUSDJPYにも強くあるように思える。

急騰の動きが強すぎる事、ウクライナ情勢や金利の上昇など様々な要因がある事で通常の経済状況では考えにくいほど円安に振れた事から、意識されるのかどうか、この価格帯が次の支持線となるのかどうかは非常に分かりにくいところとなっている。

Great