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Nick Goold

ゴールド

先週、米10年債利回りは4.20%まで上昇し、15年ぶりの高水準に接近した。このため、ゴールドは下落を続けた。利回りが上昇すると、米ドル指数も上昇し、1カ月ぶりの高水準を記録した。これによって、ゴールドの売りを加速したと考えられる。

木曜日と金曜日の米消費者物価指数は大きなボラティリティを引き起こしたものの、予想通りであったため、市場のトレンドは変わらなかった。堅調であった米GDPデータは、米経済が予想以上に強いことを投資家に示す結果となった。このため、政策金利のすぐの利下げは期待できないだろう。

今週は重要な経済指標・イベントが予定されていない。そのため、テクニカル分析が重要だ。現在の下降トレンドは約1ヶ月続いており、このトレンドが終わる兆しが見えてきた。

金チャート8月13日

レジスタンス:1938, 1925, 1984, 2000, 2032, 2050, 2080

サポート:1900, 1889, 1870, 1830

原油

サウジアラビアの生産削減の可能性やロシアの供給減が背景となり、原油は今週も上昇し、2023年の最高値を更新した。中国の経済指標はデフレを示唆しており、中国の積極的な景気対策への期待が増加している。

テクニカル面では、83.50ドルのレジスタンスを突破できなかったのは、今週の原油にとって弱気の材料だろう。原油価格が10日移動平均線を上回っている間、上昇トレンドは続くだろう。しかし、10日移動平均線を下回った場合、短期的な売りのチャンスが訪れる可能性がある。

原油チャート8月13日

レジスタンス:83.50, 90.00

サポート:78.50, 75.00, 70.00, 67.00, 65.00, 64.00

ほぼ満足