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Nick Goold

ゴールド

先週、ゴールド価格は一時的に回復したものの、再び10日移動平均線を超えはできなかった。ドル高と米長期金利の上昇が引き続き売りを誘い、市場は現在、完全な下降トレンドにある。

金曜日に発表された米国のインフレ率が予想を上回ったことで、ゴールド価格は先週の安値のサポートを下回ることとなった。ゴールド価格は現在2023年の上昇分を全戻しする展開となっており、2023年の見通しを変更して新規売り注文をするトレーダーが増加する可能性が考えられる。

短期的な視点では売られすぎ水準になっているため、週明けには上昇する可能性があります。今週は米国の経済指標が多く、予想を下回るとセンチメントが変化する可能性があるため、この水準では弱気になり過ぎないように注意したい。

金チャート2月27日

レジスタンス:1850, 1870, 1890, 1900, 1916, 1937, 1950, 1960

サポート:1818.50, 1800, 1775, 1760

原油(WTI)

先週のWTI相場は予想通りの動きで、72ドル〜82ドル付近で形成されているレンジ下限で反発し金曜日には回復している。ウクライナ対ロシア戦争は2年目に突入し、今だ終結の気配は見えない中、ロシアの減産政策が原油価格を支えている。中国の石油需要は増加し、今年の輸入量は過去最高となる見通しで、金利上昇に伴う米国の需要減退を相殺する形となっている。

WTI価格は、ドル高相場にもかかわらず堅調に推移しているため、来週は上昇する可能性がある。 価格はレンジ内にとどまっているが、短期的にも中期的にも良い取引機会があるかもしれない。

WTIチャート2月27日

レジスタンス:80.50, 82.70, 84.00, 90.00

サポート:75.00, 72.50, 70.00, 66.00

Great