Nick Goold
ゴールド
米金利上昇への懸念とドル高相場がゴールドの売りに拍車をかけた。週足では大きな大陰線が再び出現している。予想を上回る米国のインフレデータと好調な米国小売売上高により、米国10年債利回りは3.82％まで上昇し、2023年の最高値に近づいています。
先週、1820ドルの重要なサポートが維持され、大きく反発しました。これはゴールドにとってポジティブな兆候です。金曜日の値動きは、市場が直近安値を更新したにも関わらず、大きく回復し、ゴールドの日足は陽線となりました。このパターンは「キーリバーサル」と呼ばれ、上昇トレンドの始まりの合図となる可能性があります。
主要なレジスタンスラインとして1850ドルと10日移動平均線があり、すぐにブレイクすることは期待できないでしょう。今週は、市場が1820ドル以上で推移した場合の押し目買い戦略が、最善策であると思われます。
レジスタンス：1850, 1870, 1890, 1900, 1916, 1937, 1950, 1960
サポート：1818.5, 1800, 1775, 1760
原油（WTI）
原油相場は先週、80ドルのレジスタンスで失敗した後、再び売り圧力にさらされた。米原油在庫量が増加したことが、週明けの売り材料となった。好調な米経済指標の発表を受けて、米連邦準備制度理事会（FRB）が利上げを継続する必要があるとの懸念から、トレーダーは米国の石油需要の減少を予想した。
75ドルのサポートは有効であり、現在の価格は72ドルから82ドルのレンジ内にとどまっている。短期的には、金曜日の終値が悪かったため、週明けに下値を試す可能性がある。今週はニュースイベントがほとんどないため、レンジ相場は継続すると予想され、週の後半には価格が上昇する可能性があります。
レジスタンス：80.50, 82.70, 84.00, 90.00
サポート：75.00, 72.50, 70.00, 66.00
