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Nick Goold

ゴールド

週前半は、市場予想を下回るインフレ率と、予想を上回るタカ派的なFRB会合を受け、ゴールドは下値圧力が強まりました。米10年債利回りは3ヶ月ぶりの高水準に上昇し、ゴールドは3ヶ月ぶりの安値を付けました。

しかし、長期的な強気派がゴールドをサポートし、長期的にはチャートは上昇目線であることから、価格は回復し、週の終わりには横ばいで終了したため、下落基調は一服しています。今後の週は、ゴールドに影響を与えるような経済指標の発表はほとんどありませんが、パウエルFRB議長の上院での証言が注目されます。先週行われた中国人民銀行による金利引き下げは、今後数週間のゴールドのサポートとなる可能性があります。

ボラティリティは高まっており、市場参加者は現在のレンジを抜けることを想定しているようです。双方向に大きく動く論拠があるため、伸びすぎた値動きを探して逆張りを行うことが、今後1週間の最良の戦略であることに変わりはありません。

Resistance: 1984, 2000, 2032, 2050, 2080

Support: 1935, 1925, 1918, 1900, 1889

原油

原油は、週初に67ドルのサポートをしっかり維持して、堅調に推移しました。中国の石油需要の増加に対する期待から、買い手が市場に参入し、過去1ヶ月間の現在のレンジを維持することができました。

ロシア国営通信社の報道によると、ロシアのエネルギー大臣であるニコライ・シュルギノフは、1バレルあたり約80ドルの原油価格の実現は「現実的」な可能性であるとコメント。また、シュルギノフ氏は、石油とガスコンデンセートの生産量が今年、約2,000万トン(1日あたり40万バレルに相当)減少するとのロシアの見通しを改めて示しました。

10日移動平均線は完全に横ばいのままなので、短期的なモメンタムは上目線ですが、さらに強くなると、75ドルのレジスタンスを前に激しい売りが出る可能性があります。1分足や5分足チャートなどの短期売買は、中間のトレンドレンジが続く可能性が高いため、来週はトレードチャンスが多い週となりそうです。

レジスタンス:75.00, 79.00, 82.50

サポート:70.00, 67.00, 65.00, 64.00, 62.00

ほぼ満足