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ゴールドの上昇トレンドは終わり?短期的な反落なのか?

ゴールド

ゴールド市場は、発表された経済指標によって大きく変動した1週間だった。米政策金利は市場予想を下回り、0.25%の利上げとなった。そのため、ゴールドは急騰し2023年の高値を更新。金曜日の雇用統計前までは、2,000ドルを試す展開も考えられた。

しかし、米雇用統計の強い結果を受けてゴールドは急落。一部のトレーダーは2023年のゴールド市場への見方を変えている。さらに、今週予定されているFRB理事の講演はゴールド価格に大きな影響を与える可能性がある。短期的に考えればサポートラインに近く、売られすぎの相場になっているが、1850ドルを割ると、さらに下落する可能性が考えられる。

ゴールドは短期・長期とどちらのトレンドも強いため、トレードチャンスが多い銘柄といえるだろう。トレーダーは、トレンドに逆らってポジションを建てる逆張りに注意が必要だ。金曜日の急落は明らかに上昇トレンドが終わりを告げるものであった。しかし、先週のニュースに対する過剰反応の可能性もある。今週は、買い勢力が強いのか、売り勢力が強いのか、拮抗することになりそうだ。そのため、相場は横ばいになることが予想できる。

レジスタンス:1900, 1916, 1937, 1950, 1960, 1980, 2000

サポート:1860, 1845, 1820, 1800

原油(WTI)

米雇用統計の強い結果を受けて金利上昇の懸念が高まり、原油価格は2023年の安値まで反落した。また、ロシアの原油増産の可能性もファンダメンタルを圧迫する結果となっている。

年初来安値付近で推移しているため、今週はサポートライン付近で推移する可能性が高い。しかし、FRB理事の講演で、利上げペースが早くなると懸念が示されれば、70ドルを割り込む可能性もある。

レジスタンス:78.00, 80.00, 82.70, 84.00, 90.00

サポート:72.50, 70.00, 66.00