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Nick Goold

手堅いニック式取引戦略

月曜特別版

ニック・グールドがお届け

先週は米国のインフレ指標に注目が集まりました。9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.7%上昇し、市場予想の3.6%を上回りました。生産者物価指数(PPI)も6.3%上昇し、予想の5.4%を大きく上回りました。ウォーシュFRB議長の発言からは、10月会合の判断につながる明確な手がかりは得られませんでした。利上げ確率は約17%と前週からほぼ変わらず、ドルが円に対して上昇しなかった一因となりました。

原油価格は金曜日に100ドル近辺まで上昇しました。サウジアラビアのインフラやホルムズ海峡周辺の船舶への攻撃が増えたほか、週末に米国がイランへの軍事攻撃に踏み切る可能性も意識されました。一方、英国の8月GDPは前月比0.1%増となり、予想の0.1%減を上回ったことで、ポンドを支えました。

AI関連イメージ

ナスダック100は4%超下落し、2025年4月以来の大きな週間下落率となりました。AIへの巨額投資が十分な利益につながるのかという懸念に加え、AI関連ファンドが大きな損失を出したという未確認の噂も市場の不安を強めました。一方、業績基盤の安定した企業に資金が向かい、ダウ平均は上昇しました。日経平均はAI・半導体関連株を中心に売られ、5%超下落しました。米国の高インフレへの警戒も投資家心理の重荷となりました。

今週の市場見通し

米国株

投資家がハイテク株から他の投資先へ資金を移す中、ダウ平均は最近の回復基調を維持しました。米国の追加利上げの可能性はすでに株価に織り込まれているとみられ、相場を支えています。10日移動平均線は上向きに転じ、支持線として機能しています。今週は主要な経済指標が少ないため、短期の上昇基調が続く間は、同線付近での押し目買いを狙いたいところです。上値抵抗は52,000、52,700、53,000、53,750、54,000、54,500、下値支持は51,000、50,000、49,000です。

日本株

AI関連株の大幅安を受け、日経平均は急落しました。WTI原油の高止まりによってインフレが進み、個人消費や日本経済に悪影響が及ぶとの懸念も広がりました。急落後の相場には、短期的な売られすぎ感があります。63,000を維持する限り、週前半は短期の買い機会を探りたいところです。上値抵抗は66,000、67,000、68,000、69,000、70,000、下値支持は63,000、62,000、60,500、60,000です。

ドル円

ドル円は重要な節目である158円近辺で推移しました。米国のインフレ指標が予想を上回った後、一時159円を試しましたが、上昇は長続きしませんでした。AI関連株の下落を受け、投資家がリスクを抑えて米国への投資を減らしていることが、ドルの重荷になっているとの見方もあります。最近の短期上昇基調が崩れたため、今週は158円を中心としたレンジ取引がよさそうです。上値抵抗は158.50、159.00、160.00、下値支持は157.50、157.00、156.00、155.00、153.00、152.50、152.00です。

ゴールド

ゴールドは週半ば、米CPIが予想を上回ったことを受け、直近の安値を試しました。ただ、次回のFRB会合で利上げが行われる確率は低いままで、下値支持を維持しました。今月前半の安値付近から反発したことは好材料です。一方、10日移動平均線は横ばいとなっており、短期的な大幅上昇は見込みにくい状況です。上値抵抗は4,400、4,220、4,250、4,400、4,500、4,600ドル、下値支持は4,150、4,125、4,100、4,065ドルです。

原油

WTI原油は週末にかけて力強く上昇し、再び100ドルに達しました。週末に米国がイランへの軍事攻撃に踏み切る可能性や、根強い供給不安を背景に買いが入りました。上昇基調は強いものの、急伸後の100ドル近辺では買いを入れにくい状況です。短期的には95ドル付近で下値が支えられるかを確認し、買い機会を探りたいところです。上値抵抗は100、105、110、115ドル、下値支持は95、90、85、80、75、67.50ドルです。

ビットコイン

米国の利上げへの警戒やAI関連株の下落で投資家が慎重になる中、ビットコインは小動きの一週間となりました。80,000ドルの支持線を再び維持しており、中期的には底堅い見通しが続いています。短期はレンジ取引、中期は押し目買いが有効と考えられます。上値抵抗は88,000、90,000、95,000、100,000ドル、下値支持は80,000、75,000、65,000、62,000、60,000、55,000、50,000ドルです。

今週の注目材料

今週の注目材料

月曜日:中国GDP
火曜日:英国失業率、ユーロ圏ZEW景況感指数、米国住宅着工件数・住宅販売保留指数
水曜日:日本貿易収支、英国CPI
木曜日:米国景気先行指数
金曜日:日本全国コアCPI・S&Pグローバルサービス業PMI、英国小売売上高、ユーロ圏HCOB総合PMI、英国S&Pグローバルサービス業PMI、米国S&Pグローバル製造業PMI・ミシガン大学消費者信頼感指数

今週は主要な経済指標が少なく、米国のインフレへの懸念やWTI原油の値動きが相場の主な材料となりそうです。原油価格がさらに上昇すれば、インフレへの警戒が強まり、米国の金利見通しにも影響する可能性があります。AI関連株で先週の下落が続くかも注目されます。売りが続けば、投資家が慎重になり、他の市場にも下落が広がる可能性があります。

ほぼ満足
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