Nick Goold
RSI:シンプルで強力なインジケーター
RSI(相対力指数)は、テクニカル分析で最も人気のあるツールの一つです。最近の価格の勢いから、通貨ペアが高値圏(買われすぎ)または安値圏(売られすぎ)にある可能性を見つけるのに役立ちます。
RSIは、一定期間(通常は14本のローソク足)における直近の上昇と下落を比較して計算され、0から100の数値で表示されます:
70以上 = 買われすぎ(高値の可能性)
30以下 = 売られすぎ(安値の可能性)
必ず反転するとは限りませんが、トレードチャンスを見つけるための良い出発点になります。
RSIを使ったエントリーとエグジット戦略
買いエントリー(売られすぎの条件):
- RSIが30を下回った後に再び上昇し始める場面を確認。
- これは売り圧力が弱まり、買い手が戻る可能性を示します。
- 価格がサポート付近にあるとより有効です。
売りエントリー(買われすぎの条件):
- RSIが70を上回り、その後下落し始めるのを確認。
- 買いの勢いが弱まっている可能性を示します。
- 価格がレジスタンス付近にあると理想的です。
エグジット戦略:
- ロングの場合、RSIが70に近づくか横ばいになったら利確を検討。
- ショートの場合、RSIが30に近づくか上昇し始めたら利確を検討。
- RSIだけに頼らず、プライスアクションやリスク管理で確認を。
RSIとサポート・レジスタンスの組み合わせ
RSIだけに頼ると、特に強いトレンド相場では誤ったシグナルが出ることがあります。RSIが買われすぎ・売られすぎのまま長く続く場合があるため、サポート・レジスタンスと組み合わせることで精度が大きく向上します。
サポートでの買い:
RSIが30を下回っていても、価格が強いサポートに近くない限りは買いを避けましょう。両方の条件が揃ったとき、反発の可能性が高まります。
レジスタンスでの売り:
RSIが70を超えているときは、近くにレジスタンスがあるかを確認しましょう。この組み合わせにより、一時的な反発ではなく本格的な反転を捉える可能性が高まります。
リスク管理:長期的成功のカギ
優れたRSIシグナルでも失敗することがあります。資金を守るにはリスク管理が不可欠です:
- ロングのストップロス:直近の安値やサポートの下に設定。
- ショートのストップロス:直近の高値やレジスタンスの上に設定。
- リスクリワード比:最低でも1:2(1ドルのリスクで2ドルの利益)を目指す。
- 利確目標:RSIの極端な値やスイングの高値・安値を利用。
- トレーリングストップ:価格が進む方向にストップを移動。
よくある失敗:RSIが極端だからといって負けているポジションに追加すること。これは“ナンピン”となり、トレンドが続いた場合に大きな損失を招きます。
トレンド相場の落とし穴
RSIが極端な値を示すと「そろそろ反転する」と思いがちですが、これは危険な思い込みです。実際には、強いトレンドではRSIのルールが通用しません:
- 上昇トレンドでは、RSIが70以上で数日から数週間続くことも。
- 下降トレンドでは、RSIが30以下で長く続くことがあります。
- 初心者は、RSIが極端という理由だけで「逆張り」しがちで、損失を出しやすいです。
だからこそ、RSIだけでなくトレンド分析や価格構造と組み合わせることが重要です。
ニュースの理解:なぜRSIが極端のままになるのか
RSIは価格の勢いを示しますが、「なぜ」市場が動いているかまでは説明しません。そこでファンダメンタルズ分析が必要になります。たとえば以下のような要因です:
- 中央銀行の発表(利上げやガイダンス)
- インフレ・雇用統計
- 地政学的な動向(戦争、制裁、地域不安)
- 貿易政策(関税、輸出規制、新たな貿易協定など)
- 政治イベント(選挙、政情不安、政策転換)
このようなイベントは、急激かつ継続的な価格変動を引き起こします。マーケットが強力なニュースや政治要因に反応している場合、RSIが買われすぎや売られすぎのままでもトレンドが続くことがあります。
このような状況では、従来のRSIの反転シグナルは信頼性が下がり、特に短期足では注意が必要です。RSIだけを根拠にトレードすると、早すぎるエントリーや損失につながることがあります。
RSIを使ってトレードする前に、必ず以下を確認しましょう:
- 経済カレンダーを確認し、重要指標の発表を把握する。
- 市場に影響を与える可能性のある政治イベントも事前に知っておく。
- 価格の動く「理由」を理解してから反応する。
- 大きな発表の直前・直後は戦略的に対応しない限りトレードを避ける。
RSIとファンダメンタルズへの理解を組み合わせることで、自信を持ってトレードでき、初心者が陥りやすいミスを回避できます。
Titan FXのRSI分析ツールを活用しよう
RSIをより効果的に活用するために、Titan FX研究所では強力なRSI分析ツールを提供しています。
主な特徴:
- 5分、15分、30分、1時間の複数時間足でRSIを追跡
- 過去12時間のRSIステータスを表示
- 見やすいカラーマップで結果を表示

このツールを使えば、複数の時間足でRSIの状態が一致している場面をすぐに特定でき、反転シグナルとしての信頼性が高まります。
このツールの利点:
- 市場の全体像を素早く把握
- 時間軸ごとのモメンタムの変化を見つけやすい
- より賢明なエントリー・エグジット判断が可能
- RSIのシグナルが混在しているときは無理にトレードしない
RSIを極めてトレード力を高めよう
RSIインジケーターは、市場の高値・安値を見つけるうえで強力な味方になりますが、正しく使うことが前提です。成功するために、以下のポイントを意識しましょう:
- RSIはあくまで補助ツールとして使う。
- サポート・レジスタンスやプライスアクションと組み合わせる。
- すべてのトレードでリスク管理を徹底。
- ニュースで動く強いトレンド中のトレードは避ける。
- Titan FXのRSIヒートマップで複数時間足の確認を。
練習と規律を重ねれば、RSIはあなたのトレードに自信と一貫性をもたらすでしょう。
