Paula Rodriguez
第三十回目の今回は、本業の会社員として働きながら、勤務後の夜の時間を活用してFXトレードに取り組む木村さんにお話を伺いました。日々のトレードで得た気づきや学びをブログ「interFm」に記録し、実践と振り返りを積み重ねる姿勢が特徴の副業トレーダーです。限られた時間を工夫して成長を続ける、そのリアルな経験を語っていただきました。

トレーダーの紹介
こんにちは、木村と申します。本業は会社員として働いていますが、勤務後の夜の時間を活用してFXトレードに取り組んでいます。日々のトレードを通じて得た学びや気づきを、自身で運営しているブログinterFmに記録することを習慣にしています。短時間でも毎日の積み重ねを大切にし、実践と振り返りを継続することで少しずつ成長を実感しています。

FXを始めたきっかけは?
将来に備えて安定した副収入の柱を持ちたいと考えたことが最初のきっかけでした。さらに、自分自身の金融リテラシーを高めたいという思いもあり、日常的に触れられる投資の中でFXを選びました。投資の知識は仕事や生活にも役立つものと考え、学びながら実践することで長期的な資産形成につなげたいと思っています。
どのようにFXを学びましたか?
最初はYouTubeや書籍を活用し、基礎知識をインプットしました。しかし、それだけでは理解が表面的にとどまってしまうと感じ、実際にトレードを行いながら学びを深めました。毎回のエントリーをスクリーンショットで残し、トレードノートに記録することで、自分の判断や感情を客観的に振り返ることを徹底しました。失敗を繰り返さないために検証を重ねることを最も重視しています。
トレードを開始して最初はどうでしたか?
始めたばかりの頃は、当然のように負けが続きました。どのような基準でエントリーしているのか自分でも曖昧で、感覚に頼った取引が多かったのです。その経験から、やみくもに取引するのではなく、ルールを持って検証を繰り返すことの大切さを痛感しました。
どれくらいかけて利益が出るようになりましたか?
およそ9か月ほど継続的に学習と検証を繰り返した結果、自分に合ったトレード手法が固まりました。その頃から月単位で安定して利益を出せるようになりました。短期間で結果を出すことはできませんでしたが、積み上げてきた努力が形になった瞬間でした。
利益が出るようになったのは何故だと思いますか?
安定して利益が出るようになった理由は大きく3つあります。
- 自分の「負けパターン」を明確にし、同じ失敗を繰り返さないようにできたこと
- 毎回のトレードを必ず記録に残し、客観的に分析する習慣をつけたこと
- 「エントリーしない」という選択肢を持てるようになり、無駄な損失を避けられるようになったこと
主観ではなく客観的な視点で自分を見つめ直すことで、自分に合った取引方法を掴むことができました。
レードはどのようにされているのですか?
私のトレード時間はNY時間の21〜24時に限定しています。手法は15分足を使ったトレンドフォローとプライスアクションをベースにしたデイトレードです。特に指標発表前後は相場が不安定になるため、あえてポジションを取らず静観するようにしています。限られた時間の中で集中してトレードすることを意識しています。
トレーダーとしての1日の過ごし方は?
私の1日は会社員としての仕事とトレード学習を両立させる形で進みます。
07:00 出社。通勤中に相場のニュースや情報をチェック
18:00 帰宅後にチャート分析を行い、トレードに備える
21:00〜24:00 集中してトレードに取り組む
24:00〜 取引内容をノートに記録し、検証・振り返りを実施
このように、日々の生活の中に自然にトレードを組み込み、できるだけ多くの時間を学びと検証に充てるよう工夫しています。
取引ペアは何がメイン?
メインで取引しているのは以下の2通貨ペアです。
- USD/JPY:流動性が高く、比較的動きが読みやすい
- EUR/USD:安定感があり、チャートパターンが現れやすい
他の通貨ペアも試しましたが、自分にとって分析しやすく、再現性を持って取引できるペアに絞ることが効率的だと感じています。
トレードする上で一番重要視していることは?
最も大切にしているのは「やらない勇気」です。無理にエントリーするのではなく、相場が不明瞭な時にはあえて待つことを選びます。また、トレード後には必ず振り返りを行い、改善点を見つけて次に活かすことを心がけています。さらに、メンタルの安定も重視しており、負けた日は無理に取り返そうとせず、取引を控えるようにしています。こうした姿勢が、長期的に安定した成果を出すための基盤になっていると思います。
