石田 和哉
10日の米国市場はS&P500、ダウ工業株30種が小幅に値を上げる展開となった。
ナスダック総合はほぼ変わらずの展開となっており、週明けのインフレ指標、米4月CPI、米4月小売り売上高などを前に、FRB当局者の発言を受け、週明けを望む状況へと布陣を変えたといったところとなっている。
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は10日、インフレ率の低下が緩やかであってもFRBは年内に利下げする公算が大きいとの見方を示した。
ホライズン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者は「来週を控え大きなポジションを取りたい人は誰もいない」と指摘。「最大の話題は消費者心理の低下だが、それ以外に当てにできるものは多くない」と述べた。
(NASDAQ 推移) 
(Reutersより)
5月3週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
5月14日(火)
23:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
5月15日(水)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前期比)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
21:30 米国 4月消費者物価指数(CPI)(前月比)
21:30 米国 4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
21:30 米国 4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
21:30 米国 4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
21:30 米国 4月小売売上高(前月比)
21:30 米国 4月小売売上高(除自動車)(前月比)
5月16日(木)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(年率換算)
5月17日(金)
18:00 ユーロ 4月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 4月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
日米市場
日本市場は38,000円台での推移が続いている。
日本市場は3か月線と半年線で挟まれた価格帯での推移となっており、上値も下値も抑えられる形で推移している。
ここから下抜ける事が出来るのかどうかだが、超長期の移動平均線はまだ昨年の上昇と今年、初頭の勢いを織り込んでいることから下値は重く推移するだろう。
上値に関しては3か月線をどの様な形で抜ける事が出来るのか、企業決算もある事から企業業績にわずかな期待を掛けたいところだ。
米国の金利情勢に影響されるところは変わらないと考えられ、歴史的な円安でどのような決算が出てくるのか株式市場も為替市場も影響を受けそうだ。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
英国・欧州市場共に最高値を更新する展開となっている。
欧州市場は続伸となっており、域内での利下げ観測の高止まりに加えて企業決算が好調となったことが背を押した形となっている。
英国市場も同様に続伸となっており、英中央銀行のハト派的な姿勢や2024年第1四半期GDPが市場予想を上回る伸び率となったことが好感され、FTSE100種は5日連続での最高値更新となっている。
欧州中央銀行(ECB)が公表した4月理事会の議事要旨では、ユーロ圏のインフレ率が来年に目標とする2%に鈍化すると引き続き確信していることが判明。また、ECBが今年6月に利下げを開始する公算が大きいことが分かった事も好材料となったようだ。
(英FTSE推移)
(Reutersより)
今週の為替(AUD/CHF)

AUD/CHFの4時間足を解説したい。
インジケーターなどを一切入れていない状況から見ていくと、青四角の部分がレンジ・意識をされている価格帯であることが見て取れる。
トレンドライン(上値抵抗・下値支持)を何本か引いてあるが、レンジの上限、下限でもラインを引くことが出来る事から、下値抜け、上値抜け共にレンジ+ラインでみればよさそうだ。
トレンドライン上から見ると下値方向に何本もラインを引くことが出来ることから下降に転じた場合には何度も意識する形、下げて戻りを繰り返しながらの展開となるだろう。
