石田 和哉
31日の米国市場は月末のポジション調整の影響からか、ダウ工業30種は1.51%の上昇、S&P500種も0.80%の上昇となった。
4月の個人消費支出は前年比2.7%上昇、コアPCE価格指数は前年比2.8%上昇した。
伸びは共に3月から横ばい。個人消費支出は前月比0.2%増と、3月の0.7%増から鈍化するなどしている。
テミス・トレーディング(ニュージャージー州チャタム)の共同創業者、ジョー・サルッツィ氏はこの日の取引について、月末のポジション調整が背景にあるとの見方を示すなどした。
また、5月の米PMIは35.4と4年ぶりの水準に低下しており、米国債利回りの低下を招いている。
(ダウ推移)
(Reutersより)
6月1週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
6月3日(月)
23:00 米国 5月ISM製造業景況指数
6月5日(水)
21:15 米国 5月ADP雇用統計(前月比)
22:45 カナダ カナダ銀行 政策金利
23:00 米国 5月ISM非製造業景況指数(総合)
6月6日(木)
21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
6月7日(金)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
21:30 米国 5月非農業部門雇用者数変化(前月比)
21:30 米国 5月失業率
21:30 米国 5月平均時給(前月比)
21:30 米国 5月平均時給(前年同月比) %
21:30 カナダ 5月新規雇用者数
21:30 カナダ 5月失業率
日米市場
日本市場は乱高下、方向性の見えにくい展開となっている。
5月29日、30日の2日間で39,142円の高値から37,617円の安値、実に1,500円近い動きを見せた後に31日には433円の戻りを見せるなど乱高下が続いている。
60日線と100日線で挟まれた状況は継続となっており、乖離率も大きく低下している。
60日と100日線も収束しつつあり、どこかでデッドクロスとなった場合には40,000円に値を戻すことはさらに難しい状況となるだろう。
米国市場については依然として、エヌビディアなどIT大手の先行きは好調に見えるがセールスフォースの業績の先行きへの懸念で大きく売られた後にそれなりの反発と荒い動きとなっている。何かネガティブなことが重なった時のことを考えておいた方が良いかもしれない。
(日経平均と60日100日移動平均、乖離率)
(SBI証券より)
欧州市場
欧州・英国市場はともに続伸の展開となっている。
英国市場は月間ベースで3か月連続の上昇となっている。
4月の米個人消費支出が予想以上の上昇率なった事から9月の利下げ観測が強まったことが市場心理を押し上げる形となっている。
欧州市場も同様に利下観測が市場を後押しする形となり値を上げたが、週間で0.46%の下落と2週間連続の下落となった。
(英FTSE推移)
(Reutersより)
今週の為替(GBP/USD)

GBP/USDの4時間足を先週に引き続き解説したい。
現在は上昇トレンドでの推進波が終わり調整波a-b波までの形成がされており、青枠部分のレンジでの推移も合わせて意識されている。
青枠を抜けるタイミングと調整波のc波の形成(a-b安値抜け)が同時に発生すると思われ下抜けでの売りはある程度の値幅を見込む事が出来そうだ。
下抜けとなった場合には38.2%が1.26170付近、50%が1.25500付近となっており、61.8%は1.24900付近と調整波cに続く、次の推進波1-5波の形成も期待したい所だ。
