石田 和哉
米国市場はクリスマスを終え、年末へと差し掛かる中での薄商いによりまちまちの展開となっている。
ダウ平均は力強い上昇基調となっており、米国では年末の5日と年明けの2日間に相場が上昇を続けやすくなるサンタクロース・ラリーの初動ではないのか?との見方もあり、今年残りの3日と年明けの2日、残り5日に2ケタ台の上昇も可能では?との強気の姿勢も見られる状況だ。
カーソン・グループのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「5日間の非常に力強い上昇が続いたため、今日は祝日明けで一息ついている。サンタクロース・ラリー期間はまだ2日目なので、まだ時間はある。今後はもう少し上昇傾向が続くと見ている」と述べるなど市場関係者はサンタクロース・ラリー現象に注目している。
2016年から7年連続で起こったサンタクロース・ラリー、23年と24年は不発であったものの25年こそは?との期待が否応なしに高まっている。
(米ダウ推移)
(Reutersより)
12月最終週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
12月30日(火)
28:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
日本市場
日本市場は50,750.39円で週を終えており、週間では665円高、1か月で583円の上昇となっている。
日本市場も年内は残すところ2営業日となっており、30日が大納会、年を明けて5日が大発会となっている。
日本市場は2025年の1年で11,443円という力強い上昇となっており、26年もその勢いが続くようであれば未到の6万円台という可能性もある。
米国市場も好調に推移していることから、26年にも期待したいところではあるが、トランプ関税を巡る裁判の行方やエプスタイン文書を巡る政局的な対立・混乱、26年に行われるFRB議長の任命を巡る問題など様々な問題が噴出する可能性もあり、26年相場がどのようなものとなるのか?高市政権の手腕と合わせて米国市場動向には十分注意を払いたいところとなっている。
また、ウクライナ・ロシア情勢やイスラエル情勢、アフリカで頻発しているクーデターなど様々な政治的リスクにも注意が必要である。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州・英国市場は25・26日がボクシング・デーで休場となっており、週明けも2日で年内の取引を終える形となっている。
英国・欧州市場共に好調な展開で推移しており、米国でのサンタクロース・ラリーと同様にボクシング・デーを挟んで好調な展開となっている。
年間ベースでは英国市場は5年続伸、欧州市場は23年以降の続伸となっており、米国市場での混乱、中国経済、ウクライナ問題など問題は山積しているものの市場としては好調な展開を続けている。
26年も続伸となるのかどうか?これらの問題に決着がつくたび、改善するたびに市場は値を上げる形で推移するだろう。
(STOXX欧州600推移)
(Reutersより)
26年の為替(USD/JPY)

USD/JPYの日足で26年に意識される価格などを確認していきたいと思う。
25年4月につけた139円台からの1年を超える上昇トレンドが一端の上値をつけた形、もしくは次の上昇トレンド継続に向けた下落に入った部分となっている。
一目均衡上の雲の上部にあることからまだ上昇トレンドは継続ではあるものの、一端の下落に転じる可能性、期間的には中期~程度の日足上では短期間での下降となる可能性がある。
三角持ち合いとも言えなくはないが、高値安値の収束に近い形も見えつつあり、高値の更新ができない場合、年始以降の米国市場動向次第では三角持ち合い形成からの下値抜け、レンジへの転換、下降トレンドの形成初動などネガティブ的な動きとなる可能性も見て取れる。
為替の長期変動には様々な要因が絡み安易にこの推移とは言えない部分もあるが直近ではレンジへの転換となる場合もあるので上値抵抗線・下値支持線を抜けてからのトレードを行っていきたいところとなっている。
レンジ相場や三角持ち合いになった場合にも同様となる。
