石田 和哉
23日の米国市場はまちまちの展開となった。
ダウ平均は下落、S&P500種はほぼ変わらずの展開となっており、半導体大手のインテルの株価が急落したことが投資家心理の悪化、リスクの選択を招いた格好だ。
フォーカス・パートナーズ・ウェルスのチーフ投資ストラテジスト、ジェイソン・ブラックウェル氏は、「年後半に中間選挙が行われることを踏まえ、今年は変動が予想される。ただ、企業収益は引き続き好調になると予想されており、経済は順調に推移している」とした。
インテルが市場予想を下回る決算となったことが市場心理の悪化を招いたと前述したが、インテルは17%という急落を見せており、市場に与える影響、特に半導体関連への懐疑心からのリスク選択が強く出たといったところとなっている。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
1月最終週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
1月28日(水)
08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
28:00 米国 連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
28:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
1月30日(金)
19:00 ユーロ 10-12月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比)
19:00 ユーロ 10-12月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
日本市場
日本市場は53,846.87円で週を終えており、週間で456円高、月間では3,434円高での推移となっている。
衆議院選挙の動向や週明けの日銀政策決定会合議事要旨、FOMCなどのイベントに注目となっている。
半年間で1万円を超える上げ幅となっている日本市場がどこまで上昇し続けるのか?高市政権の行方だけでなく、足元の経済状況や米国市場動向など様々な要因が絡んだ展開はまだ暫く続きそうだ。
どこかで利益確定売りが出た場合には一時的に大きく値を下げてくる可能性もあることから、だれが貧乏くじを引くのか?日経平均が上がれば上がるほど動向が意識されるようになりそうだ。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州・英国市場共に値を下げる展開となった。
グリーンランドを巡る欧米間での摩擦が悪影響を及ぼしている。
トランプ大統領による欧州8か国に対する追加関税を撤回したものの、関税という手段を多用することから投資家層心理の悪化を招いているようだ。
(STOXX欧州600推移)
(Reutersより)
今週の為替(ZAR/JPY)

ZAR/JPY4時間足を解説していきたい。
ZAR/JPYは三角持ち合いからの上値抜けを見せた後に値を戻す展開となり、再度下抜きの可能性を試す部分となっている。
一度、上値を抜けたあとの下落ではあるものの、ダウ理論上でみると上値の切り上げの可能性がまだあること、下値の切り下げを行うには下値支持線を下回る必要があることから、下値以上での反転を見せた場合には上昇トレンド継続という流れを見て取ることが出来そうだ。
状況を整理すると現状は上昇トレンドの可能性を捨てきれないダウ理論の切り上げ途中、下値は直近安値を上回って値を戻す形になればトレンド継続。
安値を下回るようであればダウ理論の切り上げが成されない形となることから下降トレンド、レンジへの展開となりそうだ。