石田 和哉
27日の米国市場は下げる展開となり、AI投資に関する費用の増大懸念、イラン情勢の悪化を受けて米国市場は500ドルを超える下げ幅となっている。
28日にトランプ大統領がソーシャルメディアにてイランで大規模作戦開始と表明、その後、イスラエルによるイラン攻撃、イランによる報復攻撃など情勢は悪化しており、週明けの米国市場は大幅な下落が予想されている。
中東情勢の悪化がどこまで進むのか?報復のエスカレート、紛争の長期化の可能性など次第では市場に大きな影響を及ぼすことも考えられる。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
3月第1週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
3月2日(月)
24:00 米国 2月ISM製造業景況指数
3月3日(火)
19:00 ユーロ 2月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
19:00 ユーロ 2月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
3月4日(水)
22:15 米国 2月ADP雇用統計(前月比)
24:00 米国 2月ISM非製造業景況指数(総合)
3月6日(金)
19:00 ユーロ 10-12月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比)
19:00 ユーロ 10-12月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
22:30 米国 2月非農業部門雇用者数変化(前月比)
22:30 米国 2月失業率
22:30 米国 2月平均時給(前月比)
22:30 米国 2月平均時給(前年同月比)
22:30 米国 1月小売売上高(前月比)
22:30 米国 1月小売売上高(除自動車)(前月比)
日本市場
日本市場は58,850.27円で週を終えており、週間で1,870円高、月間では6,195円高での推移、日経平均も6万円を直前に控え、月間上昇も6,000円超と日経平均は上昇一色の展開となっている。
米国によるイラン攻撃が28日(土)に行われ、イランによる報復攻撃やイスラエルの攻撃参加など中東情勢は混迷を極めているが日経平均が大暴落という流れにつながるとは考えにくく、値を下げても56,000円台が底値として意識される形となりそうだ。
中東情勢が長期化し、ホルムズ海峡の閉鎖、船舶の攻撃など実体経済への影響が起きるようなことが無ければ、日経平均は6万円台を目指しそうである。
急激な心理の悪化、高値掴みと危惧しての手放し売りやヒステリー的な売りがならなければ良い形での推移は続くと考えられる。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州・英国市場共に値を上げる展開となった。
両市場共に米国によるイラン攻撃の前、イラン情勢の悪化懸念という段階での推移ということもあり、週明けの米国市場動向、イラン情勢の推移次第では値を下げる展開となる可能性が大いにある。
とはいえ、日本市場と同様に大きく値を上げるトレンド入りの途中ということもあり値を下げたとしてもある程度の下落で下げ幅も収まる展開となることが考えられる。米国市場動向とイラン情勢の展開に注意したいところとなっている。
(STOXX欧州600推移)
(Reutersより)
今週の為替(EUR/USD)

EUR/USD4時間足を解説していきたい。
EUR/USD4時間足では三角持ち合いからの上下の抜けの可能性という部分となっている。
三角持ち合いということから上下の圧力が高まりつつある部分であり、上値抵抗線・下値支持線のどちらであっても抜ける形であることから世界情勢を見つつ、どちらに抜けてくるのか?抜けた後の勢いがあるのかどうか?に注目したい処となっている。
上下どちらに抜けた場合でも勢いはそれほどではないと思われるので、ロスカットを入れつつ、うまく動けばその都度トレーリングストップを入れていきたいところだ。
