石田 和哉
米国市場は大きく反発する流れとなっており、S&P500種、ナスダック総合は過去最高値をつけるなど、値を上げる展開となっている。
米ホワイトハウスのレビット報道官は、ウィットコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏がイランとの協議を行うために25日にイスラマバードを訪問すると発表した。バンス副大統領は協議が成功すれば参加するためにパキスタンに渡航する用意があると報道するなど、対イラン協議を巡る期待が市場では強くなっており、投資家心理も改善される形となっている。
市場は値を戻す展開となっているものの、米国ガソリン価格は過去最高値を更新、中東の長期的な紛争が精製業者向けの石油供給不足を悪化させたために値を上げる展開となっており、経済への影響、生活費の高騰とインフレ率の上昇が実体経済にどのタイミングで牙をむいてくるのか?市場の推移と経済状況に乖離の見られる状況となっている。
アルジェント・キャピタル・マネジメントのポートフォリオ・マネジャー、ジェッド・エラーブロック氏は「イランを巡る情勢は不安定で、これまでも行きつ戻りつの展開が続いてきたが、今後もそうした状況が続く」と予想するなど予断を許さない状況は続いている。
(ダウ平均推移) 
(Reutersより)
4月最終週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
4月28日(火)
--:-- 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
--:-- 日本 日銀展望レポート
15:30 日本 植田和男日銀総裁、定例記者会見
4月29日(水)
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
4月30日(木)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比)
18:00 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
18:00 ユーロ 4月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 4月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:00 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 米国 3月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
21:30 米国 3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 米国 3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
21:30 米国 1-3月期四半期雇用コスト指数(前期比)
21:30 米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
5月1日(金)
23:00 米国 4月ISM製造業景況指数
日本市場
日本市場は59,716.18円で週を終えており、週間で895円高、月間では5,966円高での推移となっている。
終値ベースで史上最高値を更新する展開に加え、CME・SGXではすでに6万円を超える水準で先物が取引されており、週明け早々にも6万円台に到達すると思われる。
ホルムズ海峡問題にからんだ原油価格の高騰やナフサに代表される石油精製品の不足がどの程度続くのか?新設住宅着工戸数への影響など、景気を先行する経済指標にどの様な影響が出てくるのか?を見極めた実体経済を見据えたトレードを心掛けていきたいところ伴っている。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州・英国市場共に値を下げる展開となった。
英国・欧州市場共に中東情勢への警戒が強く出る形となり上値は重く推移、両市場共に5週間ぶりの下落となっている。
英国FTSE100種は週間で2.7%、欧州STOXX600種は2.54%の下落とイラン情勢の進捗を巡る懸念とエネルギー供給の混乱が上値を抑えた格好だ。
欧州中央銀行は来週、理事会を開催するが、市場では金利据え置きの可能性が高いとみている。
ただし、エネルギー供給を巡る混乱が続けば、年内に利上げに踏み切るとの観測も依然とて念頭に置かれており、どの様な展開となるのか?交渉の行方に注目したいところとなっている。
(英FTSE100種推移)
(Reutersより)
今週の為替(EUR/AUD)

EUR/AUD日足を解説していきたい。
EUR/AUD日足上では緩やかな下降トレンドが終わり、一目均衡の雲を上抜ける転換、その後3波という様々な要因が揃うことになる。
形が形成されるまでに数週間~数か月の時間を要す形ではあるが、上昇した場合には大きく利益を得ることの出来る良い形となっている。
