石田 和哉
米国市場は米国利回りが高まるインフレを反映した形、利回りの上昇となったことが市場の懸念材料となり利益確定の売りがAI関連銘柄を中心に発生、高止まりし続ける原油価格も懸念材料となり市場は値を下げる展開となった。
週間ではS&P500種が7週連続の上昇と好調な展開を見せているが、スレートストーン・ウェルスのチーフ市場ストラテジスト、ケニー・ポルカリ氏は「市場が先走りすぎていたという認識が広がっている」と指摘。「債券市場や経済指標が示す内容に十分な注意を払わず、AI関連のモメンタムトレードに巻き込まれていた」と述べるなど懸念材料として意識されるのか?注目といったところだ。
(S&P500種推移) 
(Reutersより)
5月第3週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
5月19日(火)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(年率換算)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
5月20日(水)
18:00 ユーロ 4月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 4月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
27:00 米国 連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
5月22日(金)
08:30 日本 4月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 日本 4月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 日本 4月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
日本市場
日本市場は61,409.29円で週を終えており、週間で1,794円安、月間では2,933円高での推移となっている。
日本市場は意識されていた6万円台をあっけなく抜けるとそのまま続伸、現在は61,000円台での推移となっている。
日本市場では国内外の国債利回り、金利上昇によるインフレ懸念やAI関連銘柄を中心にした利益確定の売りが断続的に続いた結果、値を下げる展開となっている。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之チーフストラテジストは、金利上昇によってこれまで世界の株式市場を支えてきた「過剰流動性相場」の転換が警戒されていると指摘する。「日本株は低金利環境や海外投資家による資金流入に支えられてきた面が大きいだけに、その前提が崩れると、AI・半導体関連株中心に利益確定売りが出やすくなってしまう」と述べるなど不穏な空気も見え隠れする市場動向となっている。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州・英国市場は値を下げる展開となった。
両市場共に週間ベースでも値を下げる形、英FTSE100種は0.37%安、欧州STOXX600種は0.85%安で推移している。
米国によるイラン攻撃を発端とした原油高が続く中でインフレを巡る懸念が意識され市場を押し下げており、原油高が続くようであれば実体経済への影響が徐々に出てくることになるだろう。
(英FTSE100種推移)
(Reutersより)
今週の為替(ZAR/JPY)

ZAR/JPY4時間足を解説していきたい。
ZAR/JPY4時間足の4時間足では三角持ち合いの形成、ダブルトップの形成となっている。
ダブルトップは下に推移する可能性が高く、三角持ち合いの形成からも下抜けの可能性が大いにある形である。
下抜けの場合は下値余地もあることから売りとしては絶好の形であり、下値を抜けたら売り目線でのトレードを検討していきたいところだ。

