石田 和哉
米国市場は米国雇用統計の数字が市場予想を上回る好調な数字となったことを受け、FRBによる政策の転換、タカ派的な政策になるのでは?との懸念が広がりハイテク関連銘柄を中心に利益確定の動きが出たことで4%を超える下げ幅となった。
カーソン・グループのチーフマーケットストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「過去9週間にわたり、テクノロジー株と半導体株を中心に記録的な上昇が見られていたが、この日の取引で流れが一気に崩れた」と指摘。「5月の雇用統計が予想を上回って堅調だったことでFRBの年内の利下げ観測は明らかに後退した。株式市場はこれまでの勝ち組銘柄の売りという形で反応した」と述べるなどしている。
米国市場の売りはまだ続く可能性があり、今後の米国市場動向に注意したい処となっている。
(ダウ推移) 
(Reutersより)
6月第2週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
6月8日(月)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
6月10日(水)
21:30 米国 5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
21:30 米国 5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
21:30 米国 5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
21:30 米国 月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
6月11日(木)
21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
6月12日(金)
15:00 英国 4月月次国内総生産(GDP)(前月比)
日本市場
日本市場は66,588.12円で週を終えており、週間で224円高、月間では3,874円高での推移となっている。
日本市場は週末にかけて利益確定の売りによる下落となっているが、週末の米国市場が大きく値を崩したこと、CME・SGXで実に3,000円近い下落となっていることから週明けの日本市場は波乱にとんだ展開となりそうだ。
米国市場の下落はまだ続く可能性、利益確定の売りとなる可能性もある中で米イラン問題も難航している状況となっている。
月曜日の寄り付き、急落後の展開も値幅の大きい展開になると思われ、安易な売買は禁物といったところだ。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州・英国市場はまちまちの展開となった。
英国市場はFTSE100種が小幅に値を上げる展開に欧州市場は反落する展開となった。
米イラン問題の進捗に光が見えない状況となっている事が欧州市場の上値が思い展開の要因となっている。
米国市場は利益確定の売りなどで大きく値を下げる展開となっており、週明けの欧州市場は波乱の展開となりそうだ。
(FTSE100種推移)
(Reutersより)
今週の為替(CAD/JPY)

CAD/JPY4時間足を解説していきたい。
多くの通貨ペアで米国市場動向やイラン情勢など様々な要因から大きく値を動かす形となっており、まだ動きの見えないCAD/JPYで解説を行っていきたい。
CAD/JPY4時間足は下値抵抗線(L)を下抜ける可能性のある部分となっている。
一目均衡の雲を下抜けていることからトレンドの転換とも言え、他の通貨に追従する形で動き出す可能性は高そうだ。
下値(L)を抜けることでダウ理論の切り下げ、一目均衡の雲の下部(下降トレンド)をも形成することから下抜けが確実になればある程度の値幅を得ることもできそうだ。

