石田 和哉
米国市場は米国とイランが戦闘終結に向けた覚書に署名し、インフレ懸念が後退したことも好材料となり値を上げる展開となった。
フィラデルフィア半導体指数が6.4%高と市場を牽引する展開となっており、米国市場は高値圏に再び接近していることからここから上昇トレンドへ転換するかどうか?注目となっている。
シグネチャーFDのトニー・ウェルチ最高投資責任者は「市場は昨日、ウォーシュ氏が実質的にインフレ抑制を約束したことに動揺した」としつつ、原油価格の軟化や、最近の堅調な企業業績と経済指標に言及。「全体として、FRBの姿勢がややタカ派的になったかどうかにかかわらず、一連のデータは依然として相場を支援するものだ」と述べるなどFRBの姿勢、政策の方向性が注目となっている。
(ダウ推移) 
(Reutersより)
6月4週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
6月24日(水)
23:00 米国 5月新築住宅販売件数(年率換算件数)
23:00 米国 5月新築住宅販売件数(前月比)
6月25日(木)
21:30 米国 5月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
21:30 米国 5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 米国 5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
21:30 米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
日本市場
日本市場は71,250.06円で週を終えており、週間で4,466円高、月間では9,565円高での推移となっている。
日本市場は7万円を超える展開となっており、月間では1万近い上昇となっている。
AI関連、特に半導体関連が市場を牽引しており日本市場は前人未到の展開となっている。
指数ベースPERでは既に25倍となっており、日経平均7万円はバブルともいえる水準となっているが、一般的な適正水準15倍から大幅に超過しており、どこまでこの水準が続くのか注目となっている。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州・英国市場共に反落となった。
英国市場はスイスで同日に予定されていた米国とイランの協議が開催されないことが上値を抑える材料となり値を下げる展開に。
欧州市場も同様にイラン情勢が投資家心理を悪化させる展開となった。
スターマー英首相が22日にも辞意表明との報道もあり、週明けの欧州市場は方向性の見せにくい展開、英国市場動向次第となっている。
(FTSE100種推移)
(Reutersより)
今週の為替(AUD/JPY)

AUD/JPY時間足を解説していきたい。
AUD/JPYの4時間足は三角持ち合いの形成となっている。
一目均衡も上下どちらへの転換ともなりえる持ち合い、トレンドのないレンジに近い形となっており、波動論上でもここから上昇へ転換する可能性、トレンド転換の可能性のある部分となっている。
形状的には上抜け下抜けどちらであってもある程度の値幅を取る可能性があり、三角持ち合いからの上下の抜けではしっかりとトレードを行いたいところとなっている。
イラン情勢の方向性、停戦も見えてきたものの、イスラエルとヒズボラが停戦後も戦闘を継続しておりイランによるホルムズ海峡の再封鎖の可能性もあることから三角持ち合いからの上下の抜けの際には上下の価格の余白を見ることが重要となり、三角持ち合い抜け=即座にトレードではなく抜けの確認をしっかりと行う事が重要となる。

