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Nick Goold

手堅いニック式取引戦略

月曜特別版

ニック・グールドがお届け

先週は米金利の上昇を見込んだ市場の動きが続き、米国株は上値の重い展開となりました。金価格は3%超下落して8月以来の安値を付けた一方、予想を上回った米GDP成長率が米長期国債利回りの高止まりを支えました。

日本では、日銀の9月の金融政策決定会合の「主な意見」で、今後の利上げペースについて見解の違いが示されました。東京都区部のコアCPIは前年同月比2.7%上昇と、予想の2.4%を上回り、追加利上げ観測を後押ししました。

日本の消費者物価指数

金曜日の米雇用統計は予想を下回りました。非農業部門雇用者数は予想の9万人増に対して2万9,000人増にとどまり、賃金の伸びも予想に届きませんでした。これを受けて10月のFRB追加利上げ観測は後退しましたが、ドルは発表直後の下落分を取り戻し、市場の反応は限定的でした。

今週の市場見通し

米国株

先週の米国株は、米金利の上昇観測と高いWTI原油価格が投資家心理の重荷となりました。ダウ平均は51,000ドル付近を維持しましたが、現時点では下落トレンドが続いています。10日移動平均線を上回れば、さらなる回復につながる可能性があります。レジスタンスは52,000、52,700、53,000、53,750、54,000、54,500ドル、サポートは51,000、50,000、49,000ドルです。

日本株

先週の日経平均は、AIインフラの需要拡大への期待からAI・半導体関連株が買われ、大きく上昇しました。現在は70,000円のレジスタンスに近づいています。上昇ペースが速かったことに加え、今週は主要な経済指標の発表が少ないため、いったん上昇が一服する可能性があります。70,000円を上抜ければさらなる上昇が期待されますが、上抜けできなければ利益確定売りが出る可能性もあります。レジスタンスは70,000、71,000、72,000、74,000円、サポートは68,000、67,000、66,000、65,000、64,000、63,000円です。

ドル円

ドル円は、日米の大きな金利差に注目した買いが引き続き相場を支える一方、当局からは為替介入を警戒させる発言が出ました。チャートでは158円が引き続き重要な水準となっています。10日移動平均線が横ばいになり、今週は主要な経済指標の発表も少ないため、レンジ相場が続く可能性があります。サポート付近で買い、レジスタンス付近で売る機会を探りたいところです。レジスタンスは158.00、159.00、160.00円、サポートは157.00、156.00、155.00、153.00、152.50、152.00、150.00円です。

金

金価格は、米金利の上昇観測と高い米長期国債利回りが重荷となり、先週前半に重要なサポートを下抜けました。その後は短期的な下値の支えが見られ、今週前半は10日移動平均線に向けて回復する可能性があります。下落トレンドが続く間は、この反発が戻り売りの機会となるかもしれません。レジスタンスは4,400、4,500、4,600、4,650、4,700、4,775、4,900ドル、サポートは4,225、4,200、4,125、4,100ドルです。

原油

中東の交渉が停滞し、高い原油価格が世界経済の重荷となる中、G7は供給不安を和らげるため、4カ月間で原油と軽油の備蓄を計1億バレル放出する計画を発表しました。これがWTI原油の下落を後押ししましたが、中東からの供給に対する懸念は残っています。価格は100ドルを下回る水準で大きく変動しており、最近は10日移動平均線付近への反発を売る戦略が有効でした。ただし、中東の和平に向けた進展がなければ、大幅な下落が続く可能性は低そうです。レジスタンスは100、105、110、115ドル、サポートは90、85、80、75、67.50ドルです。

ビットコイン

弱い米雇用統計を受けて追加利上げ観測が後退し、ビットコインは上昇を続けました。投機的な買いが回復する中、価格は直近のレジスタンスに近づいており、トレーダーは年末までに100,000ドルへ戻る展開を期待しています。82,000ドルのサポートを維持する限り、下落した場面での買いが有力な戦略となりそうです。レジスタンスは88,000、90,000、95,000、100,000ドル、サポートは82,000、75,000、65,000、62,000、60,000、55,000、50,000ドルです。

今週の注目材料

今週の注目材料

月曜日:日本 S&Pグローバル・サービス業PMI、ユーロ圏 HCOB総合PMI、英国 S&Pグローバル総合PMI、米国 S&Pグローバル・サービス業PMI
火曜日:英国 S&Pグローバル建設業PMI、ユーロ圏 小売売上高、米国 貿易収支
水曜日:豪州 住宅建設許可件数、英国 ロイズ住宅価格指数、米国 FOMC議事要旨
木曜日:日本 経常収支
金曜日:日本 家計支出、米国 ミシガン大学消費者期待指数

今週は主要な経済指標の発表が少なく、市場が10月の米追加利上げの可能性を見直す中、FOMC議事要旨に注目が集まりそうです。また、WTI原油が1バレル100ドルを下回る中、中東の和平交渉に進展があるかどうかも引き続き注目されます。

ほぼ満足
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