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Nick Goold

プルバック(戻り)とは、トレンドに対して一時的に価格が反対の方向に動くことです。上昇トレンドであれば、一時的に価格が下落し押し目安値を形成します。下降トレンドであれば、一時的に価格が上昇し戻り高値を形成します。

トレーダーにとって適切なエントリーポイントを見つけることは重要です。マーケットのトレンドは一直線に進むわけではありません。「トレンドの波」と表現されるように、トレンドが発生している最中であっても、上昇もあれば下降の動きがあります。マーケットの動きに合わせてトレンドの波を上手に利用する方法を学ぶこともトレーダーに必要です。プルバックを利用して、安く買って高く売る(高値で売って安値で買い戻す)ことができれば、低リスクかつ利益率の高い取引ができるでしょう。

下記のドル円(USDJPY)の週足チャートは、上昇トレンドに対して2つの大きなプルバックがあることを示しています。

【ドル円/週足チャート】

FX取引で必要なことは、将来を予想のではなく、マーケットにエントリーする適切なタイミングを見計らうことです。たとえ相場の方向を正確に予測できても、タイミングが悪ければ、利益確定よりも前にストップロスになってしまう可能性があります。

多くのトレーダーがトレンドに乗り遅れて、慌ててエントリーしてしまい、結果的に損失を出してしまっています。どんどん上昇している相場は永遠に上昇し続けるように感じ、チャンスを逃したくないという考えから、判断を誤ってしまうのです。計画性もなくトレンドに慌ててエントリーすることは、早めのエントリーよりも損失となる可能性があり、避けるべきでしょう。

プルバック戦略

プルバックのエントリーポイントを見つけるには、大きく分けて3つの方法があります。

1. 移動平均線

強い上昇トレンドが発生している場合、移動平均線が上向きになっているはずです。この場合、移動平均線はサポートとして機能することが期待できます。そのため、価格が移動平均線まで戻り、押し目を形成して再び上昇し始めるのを待って、買いエントリーしましょう。強い上昇トレンドの場合、5MA〜20MAといった短期移動平均線を利用するのがおすすめです。長期的に考えると、50MA、100MA、200MAといった移動平均線が、押し目・戻りを形成する傾向があり、プルバック戦略で役立つでしょう。

2.トレンドライン

安値同士を結んだトレンドラインが上昇していれば、トレンドライン付近が押し目買いのチャンスです。どの安値を利用するかはトレーダーの裁量で決めますが、通常はヒゲを含めて結んだトレンドラインを利用します。

3. 過去の高値

上昇トレンドの場合、過去の高値がサポートラインとなることがあります。過去の高値付近で売りポジションを保有しているトレーダーは、価格が下がってきた時点でポジションを解消しようとするでしょう。

個人的な意見では、トレンドラインよりも多くのトレーダーが見ている移動平均線を利用するのが良いと思います。私は短期トレンドを意識しているため、10MAを利用しています。移動平均線と過去の高値を組み合わせたプルバック戦略は非常に有効な手法です。

上昇トレンドの高値で売ったトレーダーは、相場が売った位置まで戻れば、喜んで負けたポジションを買い戻します。

個人的には、トレンドラインよりも主観的でない移動平均線を使うことを好みますし、他の多くのトレーダーも移動平均線を使っています。私は短期的なトレンドに乗ることを目的としているため、10本の移動平均線を設定します。移動平均線と組み合わせた過去の高値は、強力な戦略になります。

プルバックリスク管理

トレンドフォロー戦略では、勝率が50%を下回ることがあるため、リスク管理が重要です。ストップロス幅の2倍以上の利益幅を目指すようにしましょう。(リスクリワードレシオ:2以上)

利益目標の設定

トレンドはどこまで継続するのかを事前に予想するのは非常に難しいことです。過去の一定期間のチャートをみて、過去の高値がレジスタンスとして機能しているのであれば、その価格を利益目標にできるでしょう。

あるいは、あえて利益目標価格を設定せず、価格の上昇に伴って上昇するトレーリングストップ注文を利用することもできるでしょう。トレンドが継続する限り、ポジションを保有する戦略であるため、利益を大きく伸ばせる可能性があります。

ストップロスの設定

ストップロスは直近のサポートレベル、移動平均線・トレンドライン、直前の高値などの下に設定しましょう。トレンドが強いと思えるときに素早く損切りするのは難しいですが、価格がサポートを上回って再び上昇してきたことを確認できれば、再エントリーもできます。損切りをためらわないようにしてください。トレンドが急に転換する可能性もあり、損切りを躊躇してしまうと、予想外の大きな損失となってしまうこともあります。

プルバックのメンタルコントロール

プルバック、つまり押し目安値や戻り高値を待つことは、「せっかくのチャンスを失ってしまう」と考えてしまい、とても難しく感じる人もいるでしょう。この場合、利益のチャンスではなく、プルバックを待てば「大きな損失のリスクを減らせる」と考えるようにするのがおすすめです。過去に価格の勢いにつられてエントリーして大きな損失を出した経験を思い出すようにして、プルバックを待ちましょう。

プロトレーダーであっても、マーケットの動きを正確に予想することはできません。このことを覚えておくと、ストレスを軽減できます。全てのトレンドで利益を得ようとするのではなく、トレードの優位性が高いエントリーポイントを見つけることに集中しましょう。

プルバックとリバーサルの違い

プルバックであれば価格が支持帯に戻ると再び上昇し始めますが、反転の場合、そのまま支持線をブレイクアウトし、相場が横ばいから下降する可能性があります。反転の場合、急落する可能性が考えられるため、サポートラインをブレイクアウトしたら、ポジションを決済する準備をしましょう。

ほぼ満足