Paula Rodriguez
第二十九回目の今回は、シンニチ保険Webで「海外FXニュース」を配信しながら、SNSでトレード配信を行う副業トレーダー・斉藤さんにインタビューをさせて頂きました。会社員としての生活とトレードの両立のリアルを語っていただきました。

トレーダーの紹介
こんにちは、斉藤と申します。平日はメーカー勤務をしながら、夜はFXトレードと情報発信に励んでいます。
最初はただの興味本位で始めたFXですが、今では日々の成長を感じられる大切な活動になりました。自分の学びや経験が、これから始める方のヒントや支えになれば嬉しいです。

FXを始めたきっかけは?
きっかけは、将来への漠然とした不安でした。
老後資金や副収入の必要性を感じていたある日、SNSで活躍する個人トレーダーの投稿を目にしました。
「こんな働き方や資産の増やし方があるのか」と衝撃を受け、気づけばチャートアプリをインストールしていました。
どのようにFXを学びましたか?
最初は右も左もわからず、Twitterで尊敬できる先輩トレーダーの発信をひたすら読み込みました。
そこから、過去チャートを何度も何度も検証。勝ったときも負けたときも、自分のトレードを必ず記録して振り返り、クセや弱点を見える化しました。
トレードを開始して最初はどうでしたか?
始めたばかりの頃は、とにかく焦っていました。
利益が出てもすぐ利確してしまい、大きな収益にならなかったり、負けた後に「取り返さなきゃ」と無理なエントリーをして連敗することも珍しくありませんでした。
感情に振り回される典型的なパターンだったと思います。
どれくらいかけて利益が出るようになりましたか?
半年ほどで収支が安定し、月ベースでプラスが出せるようになりました。
利益が出るようになったのは何故だと思いますか?
利益が出るようになったのは自分の中にしっかりと基準を設けたことです。
- “やらない”ルールを決めて無駄な取引を避けた
- 利確・損切りの基準を定め、ブレをなくした
- 感情の波を減らす工夫(トレード回数を制限)を行った
ルール作りを徹底することで、取引に関わる全てのことのブレを少なくして、感情の起伏を最小限にすることで利益を出せるようになりました。
トレードはどのようにされているのですか?
20:00〜24:00に、15分足のデイトレード中心。トレンド方向に絞った押し目買いや戻り売りでエントリーしています。
トレーダーとしての1日の過ごし方は?
トレーダーとしての1日の過ごし方は
- 07:00 出勤 → 18:30 帰宅
- 20:00〜23:30 チャート監視・エントリー
- 24:00 就寝
日中の勤務中はあまりトレードに関することができないのですが、帰宅してからはしっかりと時間を設けてチャートを監視するようにしています。
取引ペアは何がメイン?
メインとなる取引ペアは下記の2つです。
- USD/JPY:夜間でも値動きがある
- EUR/JPY:変動が大きくチャンスが生まれやすい
やはり夜間でも値動きのあるペアを狙うことで、自分のライフスタイルに合ったトレードを行うことができるのは大きなメリットです。
トレードする上で一番重要視していることは?
私が一番意識しているのは「勝つこと」ではなく「負けないこと」です。
負けを減らすことは、勝ちを増やすことと同じくらい大切です。
- 「勝つより、負けない」トレードを心がける
- 取引の精度を上げるために“やらない日”をつくる
- SNSでの発信によって、行動を客観視する
毎日取引をしてしまうと無茶なトレードをしてしまう日がやってきます。そうなってしまわないようにやらない日を確実に設けるのもポイントだと思っています。
