Nick Goold
ダウ平均株価
米債務上限交渉が難航しており、ダウ平均株価は上値の重いスタートを切りました。また、米小売売上高の結果が市場予想を下回り、市場は重要なサポートレベルである33,000ドルまで下落しました。しかし、市場が閑散としていたため、買い戻されるようになり、3万3000ドルの支持線は維持されます。
米国の債務上限問題の終結に向けた合意が近いという期待感で、週半ばに市場は反発し、再び10日移動平均線を上回りました。また、パウエルFRB議長の講演では、政策金利が市場の予想ほど上昇しない可能性があるとして、株価の強気材料となりました。
今週は、レンジ相場が続く可能性が高いと予想します。注目のニュースは、FRB議事録と週明けの米耐久財データです。33,000ドル台でサポートが維持されたものの、米国の債務状況に対する懸念は残っており、合意がなければ、株式市場の下落圧力が強まるでしょう。現在の相場ではレンジ戦略が良さそうです。トレンドを狙っている場合、次の上昇の動きを待つのが良さそうです。
レジスタンス：34000, 34155, 34500, 35000
サポート：33000, 32550, 31750
日経平均株価
日経平均は6週連続の上昇を記録し、2021年の高値を上回り、33年ぶりの水準に戻りました。アナリストは、コーポレートガバナンス改革や緩やかな金融政策の継続が、海外投資家の積極的な買いを促したと指摘しています。
ドル円は、株式投資家が注視する日米金利差の拡大を受けて大幅な上昇を記録しました。ドル円は今後も中期的には上昇を続ける可能性が高いが、短期的には買われすぎの水準に到達しています。空売り取引には慎重になったほうが良いですが、2021年の高値を下回れば、利益確定売りが出て、短期的には売りのチャンスになるかもしれません。上昇トレンドに加わりたい人は、30,000円付近の押し目買いを待って、買いチャンスを探したほうがよいでしょう。
レジスタンス：31000, 32000
サポート：30800, 30000, 29360, 28725, 28000, 27425, 26950, 26500
