Nick Goold
FXやCFDを取引する際、多くの初心者は戦略やインジケーターに集中しますが、最も重要な要素の一つである「取引時間」を見落としがちです。市場は1日24時間開いていますが、時間帯によって動き方が大きく異なります。
静かな時間もあれば、大きく動く時間もあります。これは、アジア、ヨーロッパ、アメリカといった世界の異なる地域が異なる時間に取引を行っているためです。
時間帯ごとの市場の動きを理解すれば、以下のことができるようになります:
- より良いエントリーポイントを見つける
- 動きの少ないリスクの高い時間帯を避ける
- その時間帯の市場の雰囲気に合った戦略を使う
24時間の市場の変化
📍 3大取引セッション
1. アジアセッション(東京)
時間:日本時間 午前9時~午後6時
日本、中国、オーストラリアを含む
おすすめ銘柄:USD/JPY、AUD/JPY、ゴールド、日経225
この時間帯は比較的穏やかですが、東京や上海市場のオープン時には円関連やゴールドに動きが出ることがあります。
2. 欧州セッション(ロンドン)
時間:日本時間 午後4時~午前1時
イギリス、ドイツ、フランスなどを含む
おすすめ銘柄:EUR/USD、GBP/USD、EUR/JPY、FTSE100
この時間帯は非常に活発で、ロンドンオープンや欧州経済指標発表時には大きなトレンドが出ることがあります。
3. 米国セッション(ニューヨーク)
時間:日本時間 午後9時~午前6時
アメリカとカナダを含む
おすすめ銘柄:ゴールド、USD/CAD、ダウ、ナスダック100、S&P500
この時間帯は最もボラティリティが高く、金利や雇用統計などの重要経済指標発表で大きく動くことがよくあります。
特定の時間帯に特化して習得しよう
一日中取引しようとすると疲れてしまい、結果も不安定になりがちです。代わりに、特定の1~2つの時間帯に集中しましょう。
たとえば:
- 毎日ロンドン市場のオープン時間に取引する
- 米国の朝(ゴールドや米国株が動く時間)に集中する
このようにすると、多くのメリットがあります:
- 同じ時間帯に現れるパターンを覚えられる
- その時間帯のボラティリティの傾向がわかる
- 毎日同じ条件で練習することで自信がつく
- 戦略を時間帯に合わせて洗練できる
時間帯ごとのトレード成績を分析する
初心者がよくやってしまうミスの一つが、「いつ取引したか」を記録していないことです。実は、時間帯はエントリーポイントと同じくらい重要です。
🟢 利益が出やすい時間帯を見つける
トレード日記をつけましょう。以下を記録します:
- エントリーとエグジットした時間帯
- どのセッションだったか
- 利益が出たか損失だったか
数週間後に振り返ると、次のようなことに気づくかもしれません:
- ロンドン時間の朝は勝率が高い
- 米国時間の午後は負けが多い
このような傾向がわかれば、自分に合った時間帯に集中できます。
🔴 負けやすい時間帯は調整する
いつも同じ時間帯に負けているなら、その時間帯を避けるか戦略を変えましょう。市場が静かすぎるか、自分のスタイルに合わない可能性があります。
市場が開いていても、無理に取引せず「質の高いトレード」を選ぶのが賢い方法です。
市場が動く「理由」を理解しよう
市場が動くことを知っているだけでは不十分です。「なぜその時間に動くのか」を理解することが大切です。
次の3つのポイントを確認しましょう:
1. セッションのオープン時間か?
東京、ロンドン、ニューヨークなどのセッション開始時はボラティリティが急上昇します。強い動きやブレイクアウトに備えましょう。
2. 経済指標の発表があるか?
経済カレンダーを確認し、主な発表があるかを見ましょう。たとえば:
- 米国の雇用統計やインフレ関連指標
- 日本銀行の発表
- ロンドン時間中の英国・欧州経済指標
こうした発表は急激な値動きを引き起こすことがあり、取引には注意が必要です。
3. その時間帯のボラティリティは?
時間帯によって、動きが激しいこともあればレンジ相場になりやすいこともあります。
- トレンドが出やすい時間帯(例:ニューヨークの朝)は、ブレイクアウトやトレンドフォロー戦略が有効です。
- 動きが少ない時間帯(例:アジア時間の後半)は、レンジや逆張りが向いているかもしれません。
その時間帯の特性に合わせて、戦略を調整しましょう。
時間管理を助けるTitan FXの日本時間を表示するインジケーター
多くのプラットフォーム(MT4やMT5)はサーバー時間を表示しますが、それが自分の現地時間とは異なるため、セッション開始や経済指標のタイミングが分かりにくくなります。

そのため、Titan FX研究所では日本時間を表示するインジケーター(Titan_Chart_time)を提供しています。このインジケーターを使えば、チャート下部に現地時間を表示でき、時間管理が大幅にしやすくなります。
主な機能:
- サブチャートに現地時間を表示
- 表示フォーマットを選択可能(例:「8:30」または「2023.04.25 8:30」)
- ローソク足の本数を元に、表示間隔を自由に設定可能(例:5分足で12本ごと=1時間ごと)
- 時間の経過を追いやすくするための縦グリッド線を表示
このツールを使えば、取引時間・経済発表・セッションの切り替わりと価格の動きを正確に合わせることができ、トレードの分析・計画・改善がよりスムーズになります。
時間を選んで、賢くトレードしよう
成功するトレーダーは、量ではなく「時間」で勝負します。
自分のライフスタイルに合った1~2つのセッションに集中し、時間帯ごとのパフォーマンスを分析し、ボラティリティやニュースのタイミングを理解しましょう。
特定の時間帯に特化すれば、パターン認識力が高まり、自信がつき、トレードの質が向上します。これが、プロトレーダーが実践している方法であり、あなたもできることです。
