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Nick Goold

ゴールド

先週、ゴールドは直近の上昇トレンドを維持し、1925ドルを上回った。この急上昇は、2023年に政策金利の追加利上げがないという期待が要因となっている。このような予測はドル安圧力となり、ゴールドが投資先として魅力的なものとなっている。

ゴールドは、予想よりも弱い米雇用統計が発表された後、急上昇した。しかし、1946ドルの抵抗線にぶつかり、もみ合いとなったため、週の後半には利益確定の動きがでた。

レジスタンス突破の失敗によって、トレーダーは不安な気持ちになっている。来週は主要経済指標の発表が少なく、月曜日が米国の祝日であることを考慮すると、トレーダーは慎重なトレードをするだろう。1946ドルのレジスタンスを下回る水準かつ、1925ドル付近での中期的な押し目買いのチャンスとなる可能性がある。

金チャート9月2日

レジスタンス:1946, 1984, 2000

サポート:1925, 1900, 1893, 1870, 1830

原油

原油価格は先週、83ドルのレジスタンスを突破した。これは、サウジアラビアを主導とするOPEC+が2023年を通じて減産を続けるとの期待によるものである。この急上昇をさらに後押しする形で、ロシア副首相のアレクサンダー・ノヴァク氏が木曜日に、ロシアが翌月の輸出削減でOPEC+と合意したことを確認した。

原油市場の買いトレンドは、米ドル安によっても後押しされ、需要が高まっている。米国も同様だ。米国エネルギー情報局の調査によれば、商業的な原油在庫が過去6週間のうち5週間で減少しており、米国内での強い需要が示唆されている。

現在の原油価格の見通しは良好ですが、10日移動平均からの大きな乖離は、これらのレベルで購入を考えている短期トレーダーにとってリスクとなりやすい。短期トレーダーであれば、リスクをより低くしたいのであれば、83ドル付近での上昇トレンド参加がよいと考えられる。中期的には、市場は楽観的であり、上値は90ドルが目標となる。

原油チャート9月2日

レジスタンス:90.00, 94.00, 100.00

サポート:83.50, 78.50, 75.00, 70.00

ほぼ満足